冷凍ミカンの【進化形】を知っていますか?

 冷凍ミカン、それはミカンを丸ごと凍結させた氷菓。

 誰しも一度は目にし、食べた事があると思われる。大体が、夏の旅のお供として、長距離を移動する電車内で食べたりしたかと。


 その際、困った事になった事は?

 要は、凍っていて皮が剥き辛かった。剥き辛いから少しの間、放置していたら冷たくなくなっていた。溶けたらかえって皮が剥き辛くなっていた・・・などなど。



 そんなお悩みを解決する為に生れたのが、【ムカン】というモノ。


 要は、【】かれた冷凍ミ【カン】=皮無しの冷凍ミカン。


 これで有れば、冷たく辛い皮剥きをする事もなく、冷たいモノを冷たいまま、美味しく頂ける。



 その製造工程は、ミカンの缶詰を作る工程とほぼ同じ・・・だと思われる。

 私も詳しくは知らないが、こうであろうという予想位は付けられる。

 実際、ミカンの缶詰は作った事があるので。


 工程は、先ず洗浄した蜜柑を丸ごと暫く酸に漬ける。これによって、外皮がある程度まで溶かされ、程良く溶けたあたりで引き上げて水洗いする。この流水で水洗いする時点で、皮が見事にズルズルと剥けて行く。

 そうしたら、今度は冷凍すれば出来上がり。


 蜜柑の缶詰の場合は、更にもう一度、酸に漬けて薄皮を溶かす事で見覚えのある蜜柑の房にまでバラバラになるので、ミカンの房だけを目の粗い笊で取り出して、シロップに漬けて密閉すると出来上がり。


 桃缶も同じく、丸ごと酸で薄皮を溶かしてから、半割にして種を除いていたはず。

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