第2話崩れる日常
頭痛。
わたしは上半身のみを起こす。
律儀に布団をつかみ。
前を見つめている。
呼吸は乱れ。体中から汗をだしていた。
寝間着は汗で体に密着している。
「最悪だ」
悪夢を見て、現状を見ての感想がもれる。
近くにある携帯を取る。
携帯画面には日曜日をしめしている。
祝日に
玉を飛ばす台と絵柄を揃える台が
たくさんあるうるさい場所に行くのが習慣。
最悪という感情を消すためにも
うるさい場所へいくことを決意する。
その前に、
携帯で”夢 殺される”のキーワードで検索をかける。
電子の海曰く
”過去の自分の死”を示す。
人生の転機。
わたしには興味がなかった。
洗面所へ向かう。
両手に水でいっぱいにする。
いっぱいの水を顔にかける。
バシャー
顔を拭き、鏡を見た。
そこにはさえない男だけ立っているはずだった…
鏡の中には
さえない男と夢にでってきた深緑の目がうつる。
わたしは…
無視した。
わたしは疲れているだ…
下着を準備して、シャワーを浴びる。
バスタオルで体を拭いている間。
夢にでってきた深緑の目はなにかを言っているが
相手にはしなかった。
私服に着替え、玄関の扉を開ける。
さあ、
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