第23話 mystery 21 ~記憶のランジェリー~

またやってしまいました…………

このEternal mysteryは神様なんてと違い、シリアス路線で貫こうと思っていたのですが…………

根が作者は助平な物で…………

やっぱり自動的にこちらの路線に頭とキーボードを打つ指がこちら側に動いてしまいました。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本文


母ちゃんは俺に取っては害悪でしかない…………

だがあの俺だけの事を考え俺の事だけを愛するあの母ちゃんを存外に等扱える訳はない。

それに…………俺は何度もあの人を泣かせた事も有る。

嘘泣きもよくするが、酷い事を言って本当に泣かせた事も有る。

今考えれば何であんな酷い事を言った! とあの頃の自分を殴りつけたくなる様な事も言った…………

仕方無い…………俺は母ちゃんの事も女として扱う他は無い、あの人も俺に取ってはかけがえのない大切な人だ。

だが親父か…………俺には産まれた時から親父が居ない、最初俺が親父の事を聞いた時、母ちゃんは俺を一人で産んだと言った……だがそんなもの何時までも通用するはずも無い、そして男女が居ないと子は生まれないと解った時に、もう一度聞いた、その時に母ちゃんが答えたのは、事故で俺が生まれる前に死んだ…………だ。

それは嘘では無かった、事故では無く、戦争で死んだ。

だがそれは何万年も前の話し、そう、この体での俺の父親は誰なのか? 結果、、、母ちゃんは濁していたが、クローン。

そう、俺もクローン技術で造られた、元の肉体のクローンだった。

母ちゃんの言った、一人で産んだ、これも嘘では無かったんだ。

まあ今更それが解った所でそんなものどうでもいい、今は相手があれほどの存在だと解った以上、こちらもそれなりに備えておくしかない。


俺は次の日会社に趣き、午後からは会議なので、午前中だけまた工場視察に出ようとしたその時に、理菜に呼び止められた。


「会長、新しい秘書さんですよ?」


「ん? おお! 今日子ちゃんか! もう今日から出勤か?」


「はい! よろしくお願いします。斉藤係長と木田係長にはもう挨拶は済ませました。自宅も神合警備敷地内にご用意頂いて、何から何まで本当にありがとうございます、でも今日から私は会長の妻として会長の家にお引越致しますからね?」


「いや、落ち着いてからの方が良くねえか?」


「昨日、望月課長やアマリア課長に私達の関係は沢山聞きました、私は会長や皇女様をお守する騎士だったそうです、夢みたいな話ですが、其が現実だと言う事も解りました。」


「どうしてそう思えた?」


「あれだけ非現実的な物を沢山見せられれば誰でもそう思えますよ! 何ですか? あのドラゴンボールみたいなパワーは? 会長もエントランスで3階まで飛び上がれるそうですね?」


「あ……まあな…………」


「そして実は私にもそう言う力は備わっているそうで、記憶と共に力も復活するそうです。そしてその鍵と成るのが会長との愛を育む事、そもそも私自身が愛する会長の元に再び転生し、共に戦おうと皆と近いあってこの時代に復活したそうですから、其なら今直ぐにでも、そう思うのは当たり前ですよ!」


「成る程な…………まあ解った。でもこの事は他には内緒だぞ?」


「はい、それは念を押されてます」


俺は3人の秘書を連れて、視察に出掛け、その帰りに針子さんにミシンを教わって、妻達の分のランジェリーを一通り作成して帰った。


「全員呼べーーーーー! アマリアもだ!」


ここに楓と由利菜、優菜以外の妻軍団が会長室に終結する、勿論今日子も入っている。


「見ろ! 全員分のランジェリーがブラも含めて完成した! 俺の手作りだ!」


「げ!」


「何か言ったか? 加奈子」


「い、いえ、何も…………」


「さて、皆直ぐに着用して、着心地を意見してくれ!」


「で、では先ず、アマリアさん、着用してみて下さい…………」


「な! 社長を差し置いて会長の手製を着用するなど出来ません! 先ずは社長からどうぞ!」


「でもこう言う時は、昔からの伝統で先ずアマリアからと決まってるわよね?」


「そうなのですか? 久美さん!」


「ええ、大体こう言う時は先ずアマリア何ですよ! 社長も記憶を取り戻せば直ぐに解りますよ?」


「ふ! ふざけるな久美! あれはお前達のイジメではないか‼」


「ん? アマリア、俺が丹精込めて作ったお前達の下着が何故イジメに成るんだ?」


「んな‼ ち、違います主人様! そう言う意味では無く…………」


「なら着てみてくれ!」


「わ! …………解りました……」


自ら墓穴を掘るアマリアであった…………


「ね? こうなるでしょ? 社長」


「…………詰り天然なアマリアさんが墓穴を掘る事で必ず犠牲に成るのですね?」


「そう言う事です…………」


朔耶にまで言われるアマリア…………


そしてアマリアは対に下着を着用するが…………


「…………う! …………」


「おお! ピッタリじゃないか! どれ」


「あ、ああ! 触らないで下さい会長!」


だが触りまくる健


「あ! アァァァァ‼」


失禁してひっくり返るアマリア、どうやらオーガズムに達したらしい…………


「ちょ! これ、何ですか?」


「やはり、魔力量がこの時代に来ても下がってないみたいね、アマリアで実験して良かったわ!」


「な! 何だ? 加奈子、どういう事だ?」


「最初から成れてる人でもこれです、私じゃ気絶してますよ! 簡単にご説明すると、会長の造る下着や衣服は出来が物凄く良いんです、一時は会長は神衣まで造られた程の職人でもあったんです。私も会長の妻になってからは会長の造られる下着や衣服を着ておりましたが、余りにも気持ちよくて何度もその…………このようになっておりました、そしてそれは会長の魔力による物でもあると後に判明したんです」


「俺にも魔力が有ったのか⁉」


「ええ、とてつもなく巨大な魔力です、私は会長が此方に戻られる数百年前に会長の妻となったのでまだ完全に会長の造られる下着等に成れておりませんので、ですがアマリアは会長転移当初から会長の妻でした、私より余程成れているはずなのですが…………」


「いや、ちょっとまて! その理屈はおかしい、久美の話じゃ久美とアマリアは然程俺の妻になった時期は変わらないんだ、でも久美と朔耶は既に俺の作ったショーツを身に付けてるぞ?」


「え? 大丈夫なの? 久美、朔耶?」


「ええ、まさかアマリアがこうなるとは思わなかったわよね?」


「私は成ると思ってましたよ? だって考えてみて下さい、私や久美や楓姉さんは時間にして僅か3カ月しか帰ってから立って居ません、ですがアマリアさんや加奈子さんは何年立ってると思っています? その間兄さんが作った物を身につけていれば別ですが、そこまではいくら何でも持たないでしょ?」


「あ! そこまでは考えて無かった!」


「そう言えば…………」


「まあ、詰り、気持ちが良いって事ですよね?」


「まあ、そうですね、でもこのアマリアの状態…………」


「し、白目剥いてピクピクしてますね…………」


「なら有理子? 会長に少し手を抜いて作って貰えば良いんじゃない?」


「そうですね! お姉さまの言う通り、会長!」


「いいや駄目だ! 俺が作る気になったのは今の市販の下着が出来が悪すぎるから、責めて妻達の分は最高の物を着けさせたいと言う気持ちから作成したんだ! 今の話からすれば、慣れれば問題無いとの事だ! 詰りお前たちが慣れればいい! 俺の女には常に美しく居て貰いたい! 身体に完全にマッチした、美しくボディーラインを造り出す完璧なランジェリーを身に着けるんだーーーー‼」


ガカーー‼

健の後ろに稲妻が走る


「病気が始まったわ…………」


「何か言ったか? 久美」


「いえ、何も…………」


「よし! 成らば早速着替えるんだ! これの出来で確認し、今度はワルキューレ隊の皆にも作らねば成らんからな」


そしてこの健の作る下着が思わぬスーパー作用がある事をまだこの時誰も知る事が無かった!


そして勇気を振り絞り、有理子が着用した、が…………


「あ、あ、あ、ぁぁぁぁぁぁ!」


昇天した………………


そして久美と朔耶以外の者は、皆失禁して昇天すると言う状態であった。


「これじゃ意見が久美と朔耶からしか聞けねえな~? どうだ?」


「どうもこうも、私だって気を抜くと同じ様に成りそうです…………でも、多分今まで健兄さんが作った下着の中でも最高の出来だと思います」


「そうね? 多分生地が良いのと、裁断が型紙を使って一から作り直して、今のミシンとかのキメの細かい縫い目とかが重なってこその作品だと思うわね、後はデザインがもっと良ければ最高何だけどな~?」


「やっぱりそうか! いや、ミシンのプログラムを少し由利菜に弄って貰って縫い目を変えたんだよ! デザインは既にいくつか由利に用意してもらってる、後優菜にもデッサンさせたんだ‼」


その後小一時間ほどして先ず理恵が目覚め、続いて理菜が目覚めて俺に襲いかかって来ると言う大変な事態に、勿論迎撃して再度沈黙させた。


そしてアマリアが目覚めて大泣きしながら俺に激しくロボコンパンチを叩き込んで来た、醜態を晒した事が恥ずかしかった様だ。

次に加奈子が目覚め、寝起きの悪いライオンが如く切れまくっていて、その後3時間はまともに口を聞いてくれなかった、やはり醜態を晒した事が相当気に入らなかった様だ。

そして有理子が目覚め…………別人になっていた…………


極エロモードになっており、俺は最早我慢の限界に達し、有理子への迎撃は一切手を抜く事無く沈黙してからも続いた、由利は不機嫌になっていたが、加奈子程では無かったのが救いである、そして、何と、一番のサプライズが…………


「あ! マルティア将軍、え? 今、私……」


「今日子! お前今私の事何と言った?」


「今、アマリア課長の事を見て、咄嗟に浮かんだ言葉が…………マルティア将軍…………」


「そうだ私だ! マルティアだ!」


「アマリアの前の名前はマルティアって言うのか」


「でも何故急に?」


「間違いない! 会長の下着だ! 主人様、お願いがございます、ワルキューレ隊員全員の下着を早急に作って下さい‼」


「お、おう! 解ったぜ‼」


「ちょっと待ちなさいアマリア、単なる失神が原因で一時的に思い出しただけかも知れないのよ?」


「加奈子! 違うぞ、これは愛だ! 会長の私達への愛が奇跡を起こしたんだ!」


「そうだ! アマリア! チゲーネー!」


「駄目よ、加奈子さん、こうなったこの馬鹿二人はもう止まらないわ」


「そうね…………まあ本当だったらもうけものなのだけど」


だがそれは本当だった、そしてこれが俺にも多少影響があった、俺はこのマルティアと言う名を聞いて、無性にアマリアが可愛く思えて成らなかった、俺は自然とアマリアを強く抱き締めていた、アマリアは少し驚いていたが、俺のする事全てを受け入れていた。




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