闇蜘蛛(仮)

TACO

登場人物の紹介

登場人物の紹介

大政奉還後 150年後の東京府に住む警視庁捜査一課 剣持昭夫警部補と、彼を取り巻く人々のものがたり。



剣持昭夫けんもちあきお(30)

東京府にある警視庁捜査一課の警部補。

他人の顔と名前を覚えることが出来ない。

17歳の時に遠縁の「嘉女かめ」と結婚したが、3年前に死別。

嘉女との間に結宇ゆう(7)という娘がいるため、シングルファーザーとなっている。

結宇は、剣持の母が育てている。

非常に凜々しい顔立ちと強靱な肉体をしており、モテそうだが、ヒトの顔を覚えることが出来ないことと、嘉女と結宇を心から愛していることから、新しい恋人を作る気持ちはない。


左京院煌子さきょういんきらこ(31)

通称黒蜘蛛くろくも

東京府を騒がせる怪盗及び女詐欺師。

40人もの華族のおぼっちゃまから金銭を巻き上げている。

鮮血のような口紅と、ロングウェーブの黒髪、そして蠱惑的な香りが特徴。背中に蜘蛛の刺青をしていることから、「黒蜘蛛」という名がついた。




山中運国斎やまなかうんこくさい(213)

江戸後期の発明家。

発明だけでなく商才にも富み、「電動人力車」(自動車)と、「電車」を発明する。

本当の名前は「山中運斎やまなかうんさい」だったが、誰かが間違えて「やまのなかでうんこくさい」と言ったことから、江戸の町では「運国斎先生」と呼ばれることになった。

本人は特に気にしていない。

特殊神経組織を発明し、自らにその施術を行ったため、見た目は70歳前後。


山中執国斎やまなかしっこくさい(157)

江戸後期の発明家。

発明だけではなく、商才にも富み、祖父が作り上げた会社を日本一の会社に押し上げる。

現存している子孫が98人もおり、剣持と太一郎は執国斎の玄孫に当たる。

祖父と同じく、自らに特殊神経組織の施術を行い、自身が一番イケてた頃にまで見た目を戻した。だいたい30歳から40歳前後に見える。

玄孫の中でも特に太一郎と剣持を可愛がっている。


山中太一郎やまなかたいちろう(30)

剣持と同い年の執国斎の玄孫。太一郎は執国斎の正妻の直系のため、山中家を継いだ。

剣持とは違い、真面目で穏やかで人当たりが良い。


雨峰あまみね(54)

山中家執事。

自らを「奉公人」と称し、運国斎、執国斎に忠誠を誓っている。

驚異の記憶力を持ち、98人もいる子孫の顔と名前、特技や味の好み、配偶者や子どもに至るまですべて記憶している。

ただし、定期的に祖先を見舞う太一郎と剣持に対する愛情はひとしお。



小野寺昌明おのでらまさあき(24)

警視庁捜査一課の刑事。

現代で言うところの、剣持のバディ。

剣持の他人の顔と名前を覚えることが出来ない性質をよく理解している。

頭は良いが、お調子者なところはあり、剣持や上司によくしかられている。


亜麻子あまこ(21)

太一郎の許嫁で、子爵家の令嬢。

天真爛漫。

剣持の娘である結宇に興味を示す。

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