頼み
ここがホートクチホーか。なるほど。景色もなかなかな良い場所だ。
「じゃあ、ここでお別れね。」
「頑張ってね。この姿を楽しんで。また何かあったらいつでも呼んで」
二人が去っていく。いや去っていく前に。去ってしまう前に。
「頼みがある!」
「…何かあったら、とは言ったけど、早いわね」
「私も、二人と一緒に居させて欲しい!二人と一緒に、戦わせてもらえないだろうか!」
「私たちは戦闘集団じゃないんだけど…」
「仕方ないわよタカ。この子は私たちが戦っている所しか見てないもの」
ハクトウワシ殿が近づいてくる。そして聞く。
「あなたは誰かの為に命を捨てられる?」
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