君の瞳から流れる美しい花は
花宮朔久
第1話 俺たちの秘密
放課後の誰もいない教室で、何度も角度を変えてキスを交わす。床に押し倒され、ズボンの中に手を入れられる。もう、どうにでもなれと覚悟を決めた途端、俺のアソコを触ろうとする手は止まった。パタパタと廊下から誰かがくる音がした。
「あーあ。また邪魔が入ったよ」
そう言って床に寝そべる彼は、黒川春斗。
2年生で俺の1つ上。不良グループの中の1人だ。
「せっかく覚悟きめたのにぃ〜」と、気持ち悪い声を出してる俺は、山﨑聖人。
「最近、いいところで邪魔入るよな」
「だよねー。誰かにバレてんじゃね?」
「は?んなわけねーだろ」
「じゃあ、もしバレてたらどうすんの?俺たちの秘密」
「殺るしかないだろ」
「きゃー!こわ〜」
俺たちの秘密とは、人の目から隠れて、あんな事したり、こんなことしたりしてる事だ。
でも、俺と春斗は付き合ってるわけではない。
『友達以上恋人未満って事だ!』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます