secret

モブ

episode00:適合者

「No.235新たな適合者の様子を報告しろ。」

「はい。コアとなるsecretを入れた所、今までの適合者とは異なる数値と反応がありました。」

「ほう?どんな結果だ。」

「通常の適合者の場合、最高リンク度数は100以下でしたが、彼は違います。」

「まさか、100を越えたのか。」

「はい。彼、暦のリンク度数は500をオーバーしています。今もリンク度数は上がっており一歩間違えるとキメラとなってしまいますが、どうしますか。」

「そこまで上がれば検査を中止しても上からは何も言われまい。」

「了解致しました。では彼は目覚めさせた後、この研究室の付属高校に入れる事にします。」

「それがいい。ついでにお前が教師として力の使い方も教えてやれ。」

「はい。」


時は30XX年。その昔人間の生活の糧として拡大に勢力を広めていた「魔法」という力は現代の科学に凌駕され、古代魔法と呼ばれ廃れていく、はずだった。古代魔法を信仰する者が創造獣「キメラ」を作り出したことにより現代の人々は襲われ、それは現代科学でも敵わないまでに勢力を広げていった。そこで緊急の処置として、政府はキメラとは相対する存在をつくるべく、現代科学から生み出した核(コア)を使い、「secretproject」を実行しようとしていた。

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secret モブ @unknown0509

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