第2話 中学生3年生

1年生の後半から少しずつグレ始めた僕は

学校に行く事もせず喧嘩や悪さばかり

していました。伊藤君は勉強や部活を頑張っているタイプだったで、僕とはタイプが違い遊んだのも家に言った1回だけでした。


そんな僕も高校に行きたいという気持ちが

大きくなって中学3年生になったら毎日出席し勉強を頑張ろうと思いだしました。


そして、中学3年生初日(始業式)


友達と一緒に学校に行く約束をしていた僕は、

友達を迎えに言っている時に伊藤君の家の前を通りました。するとたえちゃんがベランダで洗濯物を干していました。

僕は挨拶するのもなんか気まずかったので

きずかないフリをして横を通り過ぎようとしたら


たえちゃん「おはよう!あんたどしたん?こんな朝早くから」


僕「おはようございます。高校に行きたいから今日から真面目に学校に通おうと思って!」


たえちゃん「そうなんじゃ!しっかり頑張りー」

僕「ありがとう!行ってきます!」


軽く挨拶を交わして学校に向かいました。

学校にギリギリでついた為、始業式に遅れないように体育館に向かっていると凄く目をつけられていた先生に会ってしまい


先生「なんなお前の髪型とその色わ?」と腕を掴まれました。

僕「髪はこーだけど今日から俺は頑張る!」

先生「そんな髪で来さす訳にはいかんから帰りなさい。」

僕「帰らんよ。放せや」

先生「帰れ」

こんなやりとりをしていたらそこに、

伊藤君に忘れ物を届けに来たたえちゃん。


たえちゃん「どしたの?」

僕「髪型がいけんけ帰れってずっと言ってくるんよ」

するとたえちゃんが先生に


たえちゃん「この子と今日たまたま朝会ったんですが、今日から俺真面目に頑張るんじゃ!って言ってたんですよ。なんとか学校におらしてあげれませんか?」

先生「そーなんですか、、わかりました。ちょっと話してみすね。」

たえちゃん「ありがとうございます。あんた頑張りよー!」と言って帰って行きました。


すると僕は体育館ではなくカウンセラールームという部屋に案内されました。


そこで先生に紙とペンを渡され、

今日の反省文とこれからどうしていくのか書けと言われ書いていると、僕の目の前に座った先生が 、

「お前その髪かっこいいと思っとん?ダサいよ?」

といろんな悪口を言ってきて

せっかく伊藤君のお母さんが頭下げてくれたんじゃけ我慢我慢と我慢していました。


しかし「お前みたいなんが学校来ても他の奴に悪影響じゃし、ずっと来てなかったんだからこのまま来なかったらよかったのに」

さすがここまで言われた僕は我慢できなくなり

机を破壊して帰りました。


せっかくおばちゃんが僕の為に先生に頭さげてくれたのに悪い事をしたなと思った僕は、明日学校が終わったら謝りに行こうと決めてその日は終わりました。

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教えて下さい。僕とおばちゃんの夏休み 又吉 @matayosi

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