社員の出身地はどこですか?

心身に悪影響が出るほどではないけれど働きづらさを抱える人へ、のシリーズ。


働きづらいなと感じる事の一つに、「職場の閉鎖性」があります。これは零細企業にも言える事ですが、同じ県で特に田舎出身者ばかりで固まってしまっている場合は、こちらがそうではない場合に相手に明確な悪意がなくとも、考え方が閉鎖的でやりづらいと言う事はあります。

と言うと田舎の方を差別しているように聞こえますが、そういう事ではありません。田舎出身の方でも良い方はもちろんたくさんいらっしゃいます。ただし【同郷の者】ばかり固まっている事が多いと、どうしても思考が内向きになりやすい場合があると思います。


具体的には、【空気を読め】と言う事がやたらめったらあると言う事です。常識的な範囲で「空気を読め」と言う事なら、こちらも社会人ですから誰でもクリアーできると思います。しかしそれが業務的な事となると、伝統職人の世界でもないのですから理解するまでが大変です。そういう職場は業務マニュアルがない事が多いですね。会社によっては、業務以外でも、やたらと空気を読まなければいけない所もあるでしょう。また、同郷トークに入っていけない事で、相手に悪意がなくとも会話に入りづらい事もあるかもしれません。


その点、社員の出身地がバラエティーに富んでいる場合、お互い違う者同士と言う事が分かっているので、違っていても一緒にうまくやっていこうという寛容性がある事が多い気がします。特に上司が本社出向組などで地元の人ではない場合、違いに寛容である場合が多く、直接的にではなくとも「なんとなく仕事がしやすい」と感じる事も多いです。これはそれなりに大きい企業ではないと難しい事ですので、地元の小さい企業に入る場合は、(たとえ自分も同郷だったとしても)閉鎖性はある程度あると覚悟しておくと、ギャップが少ないと思います。


何度も言いますが、そういう閉鎖性になじまない、あまりにも辛い場合は転職を考えましょう。


【今回のポイント】

大企業である親会社の子会社勤務もお勧めです。上司は親会社から出向、なんて事があり出身地も様々な事が多いからです。

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