星の降る丘

茲憂

───蒼い蒼い空の果て───

夢路を辿る様に


『あの丘には星が降るんだ、とても美しくて綺麗な星が金平糖よりそりゃあ、沢山』


あの時の少年は蒼々しい空に手が届きそうなくらい、手を伸ばして言った。


『あぁ、そうだね』

なんて掠れた声で空返事をするボクはボクはもっと奥、この世界の終焉をBADENDを泣きながら見ていたんだ。



終焉を見ていた、だなんて滑稽な話だろう?







そんなボクを悲しくて泣いていると思ったのかあの少年は口を開いてこう言った。






『終わり行く時まで、一緒にいよう。生まれ変わったら空の星になりたい』



クソ真面目な顔でそんな事を言うものだから

もう少し泣く事を止めてやらない。だって














あの少年を殺すには僕はあまりにに泣いていたから、そう。ただそれだけ。 終わりを眺めてボクは泣くんだ

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