もうR18指定するしかない

 ふと時計を見ると、もう夜中の2時を回ってる。

ヤバい!

明日もバイトで9時半出勤だから、もう寝ないといけない。

ぼくは栞里ちゃんの方を見た。

彼女はベッドの隅にコロンと転がって目を閉じ、ピクリとも動かない。


「栞里… ちゃん?」


小声で呼んでみる。

返事はない。

いつのまにか眠っていたのか。

道理で気配がしないわけだ。

ソロリソロリと足音を忍ばせ、ぼくは彼女の側に近寄った。


こっ、、、 これは…

なんとも無防備な、美少女の寝姿、、、、、

もっ、萌ゆる!

激しく!!


“すぅすぅ”と、栞里ちゃんはかすかに寝息を立て、からだを丸めて眠ってた。

両手を頭の下に組んでる姿が、なんとも少女らしくて可愛い。

昨夜の記憶は完全に飛んでるから、エッチの感触はないし、こうして近くからマジマジと姿を見るのさえはじめてだ。

起きてる時のムカつく態度とはうらはらに、眠っている時の栞里ちゃんの顔はあどけなくて、長い睫毛がなんともうるわしく、ほんのりと桃色に染まった頬は陶器の様にすべすべしてて、思わずムニュッと押してみたくなる欲求に駆られる。

太ももまである男物のTシャツは襟ぐりが大きく開いてて、呼吸に合わせて胸の膨らみがかすかに上下しているところが、なんとも悩ましい。

Tシャツは太ももまで長さがあるものの、両脚を抱える様にからだの方に折り曲げているので、ちょっと下から見るとパンツのお尻が丸見えだ。

両脚に挟まれた栞里ちゃんのその部分は、微妙なひだを描きながらふっくらと盛り上がり、僅かに湿り気さえ感じる。

パンツのゴムの部分がわずかにお尻に喰い込んでいるところが、弾力を感じさせ、指でなぞってみたい欲求がムラムラと湧き上がってくる。


ヤ、、、ヤバい!

下半身が充血してきた!

、、、触りたい!

こんな可愛い美少女を、イラストを塗る様にやさしく、全身くまなく撫で回してみたい!


栞里ちゃんの滑らかでつやつやとした太ももに、ぼくは手をかざした。

触れるか触れないかギリギリの所で手を止めると、てのひらにほんのりとぬくもりが伝わってくる。

それは冷たいプラスティックなんかじゃない、リアルな少女の発する温度。

頭がぼ~っとしてきて、理性が麻痺してくる。


栞里ちゃんの華奢きゃしゃなからだの上に覆いかぶさって、彼女の肌触りと体温を全身で感じたい。

この充血したモノを綺麗なからだにこすりつけ、あわよくば秘部に埋め込み、思いっきりリビドーを放出したい!

昨夜はエッチしたのなら、今夜だっていいんじゃないか?


『いいよ。犯されてあげても』


なんてことさえ、言ってたし、、、

コンドームさんも買ってるし、、、

第一、男ひとりの部屋に泊めてもらうのなら、栞里ちゃんにだってそのくらい覚悟はしてるだろう。

股間の奥から衝動に突き動かされるまま、太ももにかざした手を、ゆっくりと近づけていく。

触れるか触れないかまで近づけて、ギュッとこぶしを握りしめ、ぼくはその手を引っ込めた。


栞里ちゃんはぼくとのエッチを、心から望んでるわけじゃない。

それなのに、ぼくのこの低レベルな衝動を、彼女の気持ちも考えずにぶつけるのは、自分勝手すぎるんじゃないか?

エッチは、お互いの愛情を確かめあう、神聖な儀式なのだ。

なにより、こんなに清らかで綺麗な14歳の少女を汚すのは、エロマンガの中じゃ鬼畜になれても、リアルじゃ無理だ。心が痛む。


でも彼女…

ヴァージンじゃないんだよな、、、


ぼくとのエッチが初めてかどうかはわからないけど、家出少女なら、もう体験済みかもしれない。

こんな美少女の肌をむさぼった男が、他にいるかもしれないと思うと、胸がぎゅうっと締めつけられて、なんとも切ない気持ちになってくる。


これは、、、

恋… なのか?


そんなバカな!

彼女とは今日(正確には昨日だけど)、はじめて会ったばかりじゃないか!

しかも14歳。

中学生相手に、恋とかできるわけがない!



 結局、、、

ぼくは『いい人』になった。


タオルケットを栞里ちゃんにかけてやり、クロゼットの中から秘蔵の、美少女イラスト付抱き枕を引っ張り出し、それを抱きしめ脚に挟みながら、ぼくはフロアに転がった。

ベッドが占領されてる以上、その隣で寝るのは気が引けるし、なにをしでかすか自分自身わかったもんじゃないから、これがいちばんベターな選択だろう。


だけど、、、


栞里ちゃんの生々しい肢体が、くっきり鮮やかに目に焼きついて…

眠れない。


こんなに近くから女の子のからだを見たのは、生まれて初めての経験だった。

うぶ毛の一本一本まで、今でも脳裏にこびりついててドーパミンが溢れ出し、性欲中枢を刺激してくる。

石鹸やシャンプーの匂いの混じった、なんとも言えない少女の酸っぱい香りが鼻腔をくすぐり、欲望を掻き立てる。


放出したい。

このたかまった白いマグマを、少女に向けて思いっきり解き放ちたい!


フローリングの固い床に横たわりながらも、無意識のうちに下半身に手が伸び、大きく昂まったモノを握りしめる。

だけど、なんか調子が出ない。

最中に栞里ちゃんが目を醒すんじゃないかと気になって、放出もできゃしない。


「くそっ」


しばらく悶々と床の上をのたうち回った挙げ句、ぼくは起き上がって椅子に座り、机のライトを点けて鉛筆をとり、スケッチブックを開いた。


欲望のまま、白い紙を犯すかの様に、美少女の痴態を描きなぐる。

お尻をむき出しにして丸くなった図。

はち切れんばかりのおっぱいをプルプル揺らしながら、両脚を思いっきり開き、スジからは汁が滴り落ちる図。

四つん這いになって可愛い小さなお尻を高く上げ、繁殖行為を誘っている図。


眠ってる栞里ちゃんを時折盗み見しながら、飽きる事なくペンを動かす。

欲望のリビドーが昂まってる今こそ、チャンスなのだ。

溜まりまくったリビドーを安直に即物的に放出せず、そのパワーを紙に蒸着させて昇華できれば、きっと素晴らしいイラストができる筈だ!



そんな根拠のない理屈で、ぼくは何体もの美少女をスケッチし、その中から気に入ったものを、デッサンの狂いを直したり、ディテールをさらに描き込んだりした後、それを下絵にして別の紙にペンで輪郭線をトレース。スキャナで描いたばかりの線画を取り込み、Photoshopで着色して、『作品』として仕上げていった。

おっぱいや股間の具は、特に念入りに描き込む。

こうやってエロエロの美少女イラストを描いていると、自分の欲望がすべて遂げられていく様な錯覚に陥る。

無数の美少女を従えた桃源郷ハーレムの王にでもなった様な気がして、気持ちが大きくなってくる。

ぼくの描く美少女はみな、ぼくに忠実で、淫らで、美しい存在だ。


『こいつらみんな、ぼくの嫁だ。ハーレムだ!』


『キモい』と言われても、二次元はやめられない。

時間を忘れて美少女描きに夢中になり、タブレットペンを握りしめたまま机の上に突っ伏して眠ってしまったのは、もう夏の短い夜が終わろうとしている頃だった。


つづく

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