あの時、ダンジョンで見た剣士は幻か?
瑠奈
序章
目覚めよ、、、どこからか、誰かの声が聞こえる。。
「あ!きずいた?アルクス!」
え?あれ?どうして、俺、生きてんだ?たしか、ダンジョン探索中大型モンスターと遭遇し(ガネーシャ)に死の魔法を掛けられて倒れたはずじゃ。。。?
「なあ、シリウス、どうして、俺生きてるんだ。。。?」
「そんなの、わかんなんないよ!でも、アルクスが生きてて良かった!」
泣きながら、俺に抱きついてくるシリウス
「おおー!アルクス無事だったか!全く、もう心配掛けさせんなよ!!」
ああ、セイジ生きてたのか!セイジも、かなり強烈な攻撃を喰らっていたはず。よく生き延びれたな、さすがタンクだけあって守りが硬いようだ。
「ああ!済まない、セイジ、もう大丈夫だ。」
でも、どうやってここまで逃げて来たんだ?あの時、ガネーシャに囲まれて絶対絶命だったはずなのに……
「ところで、キララとコトハはどこだ?」
「ああ、2人ならこのダンジョンの出口を探しに行ってるわ、もう少しで帰って来ると思うけど…。」
どうやら、2人も無事だったらしい。ほっ。とあんどしてる俺を見て、シリウスが少し笑顔になった。
「でも……どうやって、あの状況から抜け出したんだ?」
「あのね、アルクスが倒れた後、私達の居た。第3階層フロアが、霧に包まれて……………それで、きずいたら、周りにいたはずのガネーシャが、一掃されてたの…………」
ガネーシャ5体を一掃した?嘘だ、ありえない、ガネーシャは確かモンスターの中は、最上級クラスだったはず。それを、一掃!?
「そんな事、あり得るのか……。」
「それが、あり得るのよ、アルクス…。でその時、私見ちゃったの黒いマントを着た女の人が、目にも留まらぬ速さで、ガネーシャを倒しているところを………。」
黒いマントを着た女の人が1人で!?
「シリウス、他に誰も居なかったのか?」
「ええ、誰も居なかったわ。」
そんな……。嘘だろ、
「どのクランに所属していた?」
「それが、その子どこのクランにも所属して居なかったの……。」
そんな、強い子を、列強クランがほっとく訳が無い。はず………
「そんな事ってあるのか?」
「うーーーーん、ギルドにクラン申請していないなら、可能性はある。」
でも、クラン申請しなきゃ、ダンジョンに入れないはず
「それじゃ…「おおーい!戻りましたー!」
俺の声がかき消され、キララの声が聞こえて来る。
「あ!アルクス!無事だったのね!」
コトハが、俺の胸に飛び込んで来て、大泣きしている。
「悪かった、心配掛けて……」
「ううん、大丈夫…それよりアルクスが無事で本当に良かった。」
コトハの、頭を撫でてあやす、赤ちゃんをあやす時の様に。
「ああ!アルクス無事でしたか!いやー!良かった良かった!」
「キララ心配掛けて悪かった!」
俺が謝ると、キララは笑顔で、
「アルクスが、謝る事なんて無いですよ!それより、皆んな無事で何よりです〜!」
「ところで、出口は見つかったのかー?」
キララに質問するセイジ
「ああ!はい!見つかりました!ここから、約1時間ほどで着くと思います!」
「おお!そうか!よかった!それじゃあ、皆んな出発だ。全員生きて帰ろう」
『うん。』ーーーーーーーーーーーーーーー。
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