帰り道 深海
私は二階の駐輪場から下を見下ろした。奥になるほど暗くなる。
“これから私は深海に行く。”
自転車のチェーンの音が聞こえる。
“この乗り物が深海に行く機械の音のだ。外に出たら暗く、雨が降っている。海は上にも広がっている。これが雨というものなのか、水とは液体とはこれか。無意識に自転車に乗っていた。挨拶していた。知らない人なのに。なるべく早く馴染みなさいと言われたが…。
そういえばこの乗り物の乗り方を知らないのに何で乗れているのだろう。 左に大きいロボットが走っている。なんだこれは。あっ、あの鳥可愛い!と聞こえ、そっちを向いてみた。ぴっ、ぴっと小さいロボットが鳴いている。警告か?なぜ皆逃げないのだ。
眩しい!なんだ?こんなに光が明るい。色が溢れすぎていないか?この二色の赤と青ついてるある電柱はなんだ?人が止まっているのはなんでだ?
私は自然とある道を曲がっていた。行き方も行き先も知らないのだが。
あの動く大きいロボットの音がしない。人がいない。戦場だったのか?みんな逃げたのか?私の故郷ではこんなところはなかった。少し怖いな。
ある家の前で止まった。確か誘導すると言われた筈だ。そういうことか?入っていいのか?覚悟を決めて入った。”
じぇ!お帰りと言われ、ただいまといい、我に返った。家への帰り道。今回は深海。
想像の幕は一旦は終わった。今回は実際に寒かったので少しリアルに味わえた。よかったので調子に乗って兄貴の杏仁豆腐を食べてしまった。あとで怒られる覚悟で笑
じぇの日常想像 じぇ @Jenna
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