第四章 Time For Heroes④
「
リチャードはその間腕でメグの胸を
「それ以上2人に手を出してみろ! ただじゃ済まさない!」
「あん、じゃあこうしたらお前はどうすんだぁ?」
そういうと、2人の上着を力任せに引きちぎる。白い
ホールデンは後先考えず力任せに己の武器である鉄のハリセンを
「なんだそりゃ? ハンデで目をつぶってやろぉかぁ?」
リチャードは子供と遊ぶかの様にヒラリヒラリと身をかわし、やがて
「もぉいいだろぉ!」
「がはっ!!」
後方の壁まで吹き飛ぶと口から
リチャードはその光景を見ると満足げに
「たくっ……使えねぇ部下ばっかでしょうがねぇな。おい、誰かこの女共を
ホールデンは虫の息であったがなんとか重い体に
「ホールデン君……
サリーがいつの間にか近づいて来ていた。ホールデンほどではないが、ダメージを負った体に
「これを見て」
差し出されたのはサリーの
名前 リチャード・ケリー
職業 【
職業価値 S
「職業価値S……」
ホールデンは静かにつぶやいた。
【
職業価値Sがいるとなると
「ホールデン君……ここは
サリーは
「
リチャードは
「ホールデン君……
ホールデンは
「カシラが逃がしてやるって言ってんだからケツ
「俺らはこの女共と早くヤりてーからよぉ、お前ら早く消えてくんねーか!」
ホールデンの視界の
「……っせえ」
「あん? 良く聞こえねぇよ。もっとはっきり
「うるせえって言ってんだよ!」
「悪いな。サリー。援軍はお前に任せた」
「ホールデン君……」
サリーは難しい顔になりホールデンを見る。
「ここで逃げたら俺は自分を2度と許せなくなる。『勇猛』とか『無謀』とか知った事か! 俺がこいつらに立ち向かうのは誰かの
ホールデンの意志に呼応するかの様に
「新しいスキル? めんどくせぇ、使わせる前に始末するか」
リチャードは先ほどまでの態度と違い、
「サリー。リチャードの動きを数十秒くらい足止めできるか?」
「何か秘策があるのかい?」
「ああ。だから
その瞬間、リチャードはホールデンに必殺の
「
「止める事はできなくても、ほんの少しの時間なら
「テメェの
《
リチャードはサリーの下腹部にある秘孔を人差し指で突いた。その瞬間、
稼げた時間は数秒。その数秒でホールデンは
[──俺は
「時間稼ぎに仲間を捨てたか……無駄な
一瞬で数メートルの
(何かないか……何か……)
その瞬間、ホールデンは
「1ルード硬貨の音がしやがる!」
ホールデンはその機を
[俺以外
詠唱が
《──》
と同時にリチャードはホールデンの秘孔を突こうとした。
しかし、その指はホールデンには当たらない。なぜならリチャードの目の前からホールデンが消えていたからだ。しかし、リチャードは
「そっちなんだろぉ!」
リチャードは方向を真後ろに変えた。そこには紅蓮に染まる
「はっ! ステータス値
と、リチャードが
「こっちだ」
あらぬ方からホールデンの声が聞こえてくる。そこには
「……どんなカラクリだ? 俺と全く同じ速度だと……」
「お前が見えなかっただけでこの一瞬で自分を
「いい気になるなよ! 確かに早いが、追えねぇほどじゃねぇよ!」
「それは当然だろーな」
リチャードは手足の関節を鳴らし、
「お前ごときに力を使うのは
「ならお前ごときの力を見せてもらうぞ」
ホールデンはそういうと、
「……なんの
「なんの真似って、戦うんだから構えてるのがそんなに不思議かよ?」
ホールデンの構えはリチャードの構えとそっくりそのままであった。小馬鹿にされたようで、リチャードは
「はっ! 力じゃ勝てねぇから、俺の構えを真似して馬鹿にする事しかできねぇ訳だ」
「なら
その言葉が起点となり、リチャードは地を
ホールデンを射程に据えると深く
その突きを、リチャードは顔を
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