第51話 薬を飲まないで……。

今日の朝も目覚まし時計の音で目覚めた。

天気予報で雪が積もるかもしれないと流れていたので

警戒して、早めに起きた。

雪に慣れていない温暖な地方では、雪が少しでも積もれば

大変な事になる。

起きた時は、雨だったのに家を出て会社へ行く時には

雪に変わっていた。

車に乗り込み、会社に向かう。

いつもなら、暖房が効き始めている場所を通過しても

暖かい風は出てこなかった。

それだけ、外が冷え込んでいた。

会社に到着すると、道には雪は積もっていないが田んぼには

雪が若干、積もり、白色になっていた。


そう言えば、一昨日だったか精神状態がひと時だけ安定

していた。

予想通り、その後は悲惨な状態になって、普段よりも

精神状態を崩してしまった。

いつもなら、安定剤をすぐに飲んでいるところだが、安定剤を

飲まないで耐えてみるとどうなるかと言う地味な実験をしてみた。

一昨日、束の間の精神状態安定の後、急激に精神状態を崩し昨日……。

執筆できていない所を見ると、精神的に落ちていて余裕が無かった

ようだ。

そして、今日、何とか精神状態はおもわしくないが少しは回復

している。

薬を飲まなくても、大きな波を過ぎれば、大丈夫なんだなと思った。


精神状態が不安定になる原因は、人間。

人間が怖いから、仕方がない。

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