嘘と現実の追いかけっこ

ムネミツ

第1話 テレビのニュースから

その日の朝、俺は朝食を済ませてテレビのニュース番組を見ていた。


テレビのニュース番組は、話のネタになる。

話と言っても会話だけではない、物語のネタだ。


テレビのニュース番組は情報がランダムで流れてくるので興味深い。


ネットのニュースは調べ物には便利だが、テレビのニュースは

時に掘り出し物が出てくるから侮れないのだ。


投降サイトでネット小説を書いている者として、情報収集は大事だ。


漫画家のスタンド使いもリアリティの重要性を語っている。


『・・・・・・続いては、ロボット博覧会のニュースです・・・。』

テレビの向うで男性アナウンサーが原稿を読み上げる。


それと同時に博覧会の中継映像が流れる。

リポーターが解説しながら、展示会の会場を回る。


いろんな人型のロボットの模型が展示されていた。


「何だ、実物じゃね~んだ。」

とは言うものの興味深かった、ロボットは男性諸君なら幼少時に

アニメや特撮番組で憧れた事は無いだろうか?


そんな中、車から人型に変形するロボットが紹介されたのに目を奪われた。

「マジかよ!!トランスなフォーマーか?ジャンなナインか?」


いや、本当に驚いた4mほどの大きさでって重機サイズだが変形ロボか!!


もしかして、ロボット乗りになる夢が生きている内に現実で叶うのか?


ぜひとも開発を頑張ってもらいたい、そして実装していただきたい。


基礎ができれば応用としていずれは合体ロボも可能なはずだ。


未来には、アメリカあたりで本当に合体や変形を行うロボットに俳優を乗せて演技

させながら撮影されるアクション映画とかできるかもしれない。


現実にフィクションが追いついて来ている、フィクションが現実を引っ張っている

と言うのもあると思う。


他の作家さんも書いていたが段々嘘がつけなくなったというのは、わかる。


俺も重力波が発見されて、重力を武器にするヒーローを書くのに

表現が難しくなった。


好きに書けばいいと言われそうだが、こだわりができてしまうものだと思う。


こだわりが、なんかの拍子で吹っ切れると好きにかけるのだが中々吹っ切れない。


・・・・・と、自分の語りはこれ位にしよう。


こうして、嘘と現実の追いかけっこはこれからも果ての無い物語として

続いていくのであった。

                               

                              完




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