第113話 鞍馬駅巡り

 そして渡辺木の芽煮きのめに本舗に到着した私達はこれから木の芽煮きのめにがどんなものが販売されているのか覗いてみる事にした。

 そしたらどういうものが販売しているのかわかるから猶更だと。

 そう興味本位で見ながら私はじっくりと商品を見る事にした。

 そして見てみると…、


「すごい。変わった珍味なるものが非常に多く興味が持ててしまうな。どれも美味しそうだし。」


 とつい、食欲が湧いてしまった。

 すると、直紀さんが面白いものを見つけたのか私の肩を叩き…、


「おぉ。絵理奈ちゃん。あんたには良いものがあるよ。」


 と叫んだ。

 すると、変わった珍味の中身だったのでそれを直紀さんに質問してみた。


「それは何なの?」


「あぁ、これか。これは木の芽煮きのめにという佃煮の1つなんだよ。この木の芽煮は凄くおいしい珍味で俺の料理の際にも凄く良い味付けになるんだ。」


「へぇ。で、この木の芽煮を私のお腹の中にしまって大事にしたい訳なんだ。」


「あぁ、そうだ。俺は絵理奈ちゃんのお腹の中で提供される木の芽煮は凄くおいしいと思うから是非、食べてみると良いかもしれないね。」


「ふふっ。本当に直紀さんはロシア料理と珍味は凄く好きみたいだね。」


 意外と直紀さんはロシア料理とこういう珍味に関しては凄く興味を持って食べたくなる思いがあると思わなかった。

 だから、私はそういう思いを強く出しながら本当にこの思いをしっかりと見せる必要があるかと感じた。

 むろん、彼の珍味好きとこんなにおいしい料理を食べられると思うとそれはそれで良いと思ったのでそれを基に私は他の商品も見てみる事にした。

 そして私は他の商品をしっかり見た私は、この店にどんな商品があるのか非常に気になったのでくまなく調べる事にした。


「おっ。葉山椒はさんしょうやくらましぐれ、花山椒はなさんしょうがあってよいね。けど、山椒の味を楽しみたいからそれらも柚弦に食べさせたいな。」


「おぉ。良いね。俺も丁度を言いたかったからこの4つは買っておくか。」


「そうだね。直紀さん。」


 意外と商品を巡ったら案外楽に散策する事に私は驚いた。

けど、こういう速さが意外と私にとっても非常にプラスになるとは思いもしなかった。

 だから、私は直紀さんと承諾し、木の芽煮きのめに葉山椒はさんしょう、くらましぐれ、花山椒はなさんしょうを購入した。

 そしてこれらを持っておくと非常に嬉しくなると思うと本当に良いお土産なんだなと常々感じた。

 すると、直紀さんがそれを見て…、


「じゃぁ、絵理奈ちゃん。これから雍州路ようしゅうじで一緒に話そうか。」


 といい、私はそれに答えて…、


「うん。一緒に行こうね。直紀さん。紅茶やコーヒーで一緒に楽しもうね。」


 と答えた。


 すると、それを見た直紀さんが凄く嬉しくなったせいか…、


「だね。絵理奈ちゃん。」


 と答えた。

 私はそういいながらこれから雍州路まで行った後、これからお座敷席に座って2人で話す殊にした。


「おぉ。絵理奈ちゃんは意外とこういう場所で撮影するのも似合っているな。」


「えっ。そういわれると凄く恥ずかしいな。」


 私はこの状況で本当に恥ずかしくなったのでこの状況をどうやって乗り越えれば良いのか非常に悩んでいた。


 すると、店の人が現れて…、


「で、ご注文は。」


 と答えた。

 そして彼女を見ると意外と若くて凄く気品が溢れていたので彼女を見ると私も非常に嬉しくなってしまった。

 そして直紀さんは彼女を見た後、美貌に虜にすることなく、直ぐに注文する仕草を取った。


「コーヒーと紅茶をそれぞれ1つずつお願いするけど大丈夫かな。」


「あぁ、どうも。2人でこれからしっかりと話したい事情があるでしょう。」


「その通りです。」


 意外と直紀さんの言葉を聞いて私はこんなに早い対応をした直紀さんはいかにロシア料理を学んで変わった料理を食べる意思が凄く強く表れているような感じがしたのでこの状況は波じゃないと感じた。

 彼の行動を見ているとそれだけで非常に飲みや食に関しては非常に卓越したものを持っていると感じた。


 すると、店員さんが現れ…、


「では、紅茶とコーヒーを用意しました。引き続き、ご注文あったら私達に声をおかけしてくださいね。」


 と私に向かって彼女は話しかけた。

 そしてそれを聞いて直紀さんは…、


「了解。絵理奈ちゃんが何か食べたいものがあったら後で注文するからよろしくお願いしますね。」


 とすんなり答えた。

 こうしてみると直紀さんが意外と恰好良い事に私は驚く。

 そして店員のお姉ちゃんが彼の行動を見て凄くキュンとしている様子を見ると意外と直紀さんは薄味にこだわっている故か、彼はこのコーヒーを飲んで何かを言おうとした。


「このコーヒーは豆の挽き方と水が良くあっています。」


「えっ。本当にですか。」


「伏流水で入れた水の上手さとこのコーヒーの挽きたて方が上手くて凄くおいしく感じ取れました。」


「うん。ありがとう。そういわれるとなんだかすごく私も嬉しくなっちゃうね。で、貴方は確かロシア料理で有名な直紀さんですよね。」


「あぁ、俺を知っている事はロシア料理が食べたいか。」


「うん。勿論です。で、直紀さんと連れ添っている人はあなたの彼女ですか。」


「いや、彼女は墓守女子の豊中絵理奈ちゃんだ。」


「へぇ。貴方が豊中絵理奈ちゃんか。なんか、可愛いし墓守女子には凄くあっているね。」


「えっ。うっ。私をそういわれると凄く恥ずかしくなるけど、嬉しいね。」


 店員さんの女性に凄く話されて非常に困惑した私は彼女がそこまで私を気に入っているのは間違いないなと感じた。

 そして、店員さんは私の体に障りながら彼女は私の体の感触を確かめ、自己紹介を始めようとした。


「うん。私の名前を教えてあげる。私の名前は亀岡夕菜かめおか ゆうな。実は私は鞍馬寺の墓守女子でここで働いているのも鞍馬寺の住職さんと会うために近いから私はここでバイトしているの。」


「なる程。でも、いいところにバイトしているし、あんたも墓守女子特有の霊的能力の高さを感じるね。」


「ありがとう。絵理奈ちゃん。後で住職さん呼ぶからここで待っててね。」


「うん。ありがとう。」


 そういわれた私は住職さんを呼んだ後に鞍馬寺に行く事になると少しワクワクした。

 そして鞍馬寺に入ればそれはそれで面白いなと思った。

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