第54話 ウツボと共にロシア料理を作る。
今日の私は学校で物理の授業をしながら、交流電流などの勉強を励んでいた。
勿論、電流の計算は得意ジャンルだけど、なんか、お腹の中で変な音がするね。
当然、私のお腹の中ではウツボに懐かれており、そのウツボが私の内臓を綺麗にしているという変わった状況が生まれて凄く驚いた。
その所為か、お腹の中が少しくすぐったい反面、お腹の中が凄く暖かくて落ち着いてて凄く気分が良いです。
「で、絵里奈ちゃん。コンデンサの公式をこたえられるか?」
「先生。分かりますよ。コンデンサの場合、1/XCでその場合、1/2πfcになります。同時に2πは3.14×2なので6.28になり、そこから周波数の50Hzと60Hzに分けられます。」
「そうか。それで、計算すると大体わかるとは、絵里奈ちゃんは数学は良く出来ているな。」
「うん、6.28に50Hzを掛けると31.4、60Hzを掛けると37,68になるからそれ位は簡単ですよ。ふふっ。」
「おぉ、流石は絵里奈ちゃんだ。計算の構造なども簡単に出せるとはどれだけ凄いんだ。」
「別にそこまで凄くないよ。電気自動車だって、1台あたり12,7Mwを消費するけど、Mは10の6乗になるし、USBなどに使われるバイトも動画や音声なら簡単に100MBを超えるから、そんなに難しくないと思わないよ。加えて電気自動車約80台分は1,016GMになるんだから直ぐに停電するリスクを引き上げてしまうんだよ。」
「へぇ~。絵里奈ちゃんは凄く電気の授業は得意なんだな。」
私は電気の授業は非常に得意としていた為、これ位はそこまで問題なく進められるのは当然だった。
LEDも長い方がアノード、短い方がカソードだと分かっているから、抵抗もそこにいれれば簡単に制御できることは当然だと感じた。
私は前に電気工作をやった事があるから、はんだ付けもやっているし、凄く面白い工作だからこの問題は何ともなかった。
そんな、私が学校で勉強している頃、私の体内では、ウツボと直紀さんが働いていた。
**************
「ウツボのウッチャン。ボルシチが出来たらこれからお客様にボルシチを提供しても良いが大丈夫か。」
「ウツ~。ウツ~。」
案の定、私のお腹の中で何か起きていると感じた。
当然、私のお腹の中ではウツボが凄く喜んでいて、まるで料理の提供をするのを喜んでいる雰囲気を感じた。
まぁ、確かに私の体内でウツボが働いている事を知ると私の身体は凄く恐怖を感じるけど、別に危害がなければそれでもありだと感じた。
けれど、私のお腹の中にウツボが住んでいる事だけでもありだと思うと少し嬉しくなった。
「で、絵里奈ちゃんのお腹の中にウツボが住んでいるのは本当なの?」
「えぇ、この前の海でウツボが住むようになってそれから体内料理店である『ノヴァーヤ』のマスコットキャラになって凄く人気が繁盛しちゃったから余計にね。」
「そうなんだ。でもそれでこそ、絵里奈ちゃんは墓守女子としての役割を持てると思うぞ。」
「ふふっ。そうだね。」
「おぉ~。俺も絵里奈ちゃんのお腹の中に住みたいな~。」
「勿論、俺もだ。」
―――あぁ~。私のお腹の中に住みたい人間がこんなにいるとは私はどうすれば良いのか分からないよ~。
うぅ~。これは本当に私のお腹の中の住まされることを認めて何か嫌や予感がする。
私はそう思いながら、授業を進めていた。
「ウツ~。ウツ~。」
ウツボのウッチャンは何かしている。
ウッチャンは私のお腹で何をしているのだろうか?
そう考えると面白いな。
私はそう思いながら、ウツボのウッチャンが私のお腹の中でどういう生き方をしているのか非常に気になった。
勿論、私の体内では…、
私が知る由もないけどね。
***********
俺はロシア料理店『ノヴァーヤ』が何時も以上に繁盛した。
何よりもウッチャンが凄く働いてくれて客を喜ばしてくれるからだ。
「流石はウツボのウッチャンだな。」
「ウツ~。」
「あぁ、流石に今日のロシア料理店は予約制になっているからそれで人が多くなって助かっている。だから、俺はあんたのお陰で更に人気店になったんだから、感謝するよ。」
「ウツ~。」
俺はウッチャンは絵里奈ちゃんに完全に懐かれた上、彼女のお腹の中なら間違いなく安心して過ごせる環境だと俺は感じた。
でも、本当にこのウツボは働いているお陰で凄く安心して過ごせるのは何だか、俺も感激しちゃうな。
そんな事を思いながら、これから俺はロシア料理のフルコースを進めた。
「あぁ。ウッチャン。この料理を次のお客さんに提供しな。」
「ウツ~。」
俺はこのウツボが却って俺ん労働を逆に削減できたのは非常にありがたい存在だと思い、仕事が終わったら、これから本格的にウッチャンにボルシチを提供させようと感じた。
***********
そして、俺はようやく今日の料理の提供を終えて、これで俺の仕事は終わり一安心した。
「さぁ、ウッチャン。これからボルシチを食べるか。」
「ウツ~。」
おぉ、どうやらボルシチを食べたかったみたいだな。
その期待に声絶えて俺はこれからウッチャンに俺のボルシチを提供した。
そしてウッチャンはボルシチを食べて…。
「ウツ~。」
ウッチャンがこんなに喜んで食べて嬉しいとなれば俺は凄く有難かった。
それ故に、俺はウッチャンに後で何かを感謝せねばならなかった。
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