第53話 少女の水着でご馳走を頂く。

 今日は海で海水浴を楽しむ為、藤沢の湘南海岸で海を楽しもうとした。

 勿論、直紀さんや歩奈ふなさんもそとの世界で凄く楽しむのは凄く良いと思っているから、私や彩海の体外にいます。


「直紀さんは、どうして海なのに水着を着ないんだ。」


「俺は、ロシアや中東で留学していたから、肌の露出には非常に抵抗感があるんだ。」


「それって、どういう事。」


「女性の肌の露出はそこまで問題にならない事が多いが、男性の肌の露出は公然猥褻やムスリムの教え、品の無さが問題になるから控えないといけないんだ。」


「勿論、場所によっては女性も肌の露出を控えなければならないよね。」


「あぁ、ムスリムの国や優雅な場所では禁止されている。けど、男性の短パンに比べて禁止されている国は少ないからな。」


 直紀さんが海外留学しているのは知っていたけど、ロシアや中東の国へ留学している事をしると意外と肌の露出を彼が嫌がる理由が納得した。


―――でも、それが直紀さんらしくて良いと思うよ。


 勿論、私は肌の露出が多いビキニ衣装だけどね。


 紺と水色のビキニで私のお腹は堂々と出していると凄くお腹が喋っているようで元気になる。

 このお腹の中では体内食堂が運営されている事に私は誇りを持っているのはやはり、墓守女子の責任感が理由なんだと思った。


 私が例え、死を失ってもこうして食堂として開放されれば非常に嬉しいと感じるのは私が凄く安心して住みたい環境を作りたいからだと思うのは当然身体と思う。


 それ故に私のお腹の中では墓やレストランがある事は先祖を守る他、無縁仏の男性を私の体内で埋葬する事で私の身体に魂を受け入れる事で大きな役割を果たすからです。

 だから、私は海に入るのは非常に平気なのです。


「絵里奈ちゃんは意外と海に潜れるのは魚介料理を取り出したいからでしょ。」


「うん。そうだよ。私はビキニでも普通に入れるのはその為なんだよな~。ははは~。」


 私は当然、ビキニで潜れるし、泳げるよ。


 だって、私は美味しい魚介類を探す為に見た事が多くある市、墓守女子は不死の特典からサメですら近寄らないから別に平気なんだよね。


―――だって、墓守女子は鮫が腕などを噛み千切ろうとしても肌が異様に硬くなって逆にサメの歯が折れる事を私は知っているんだもの。


 私は墓守女子の特性を知りながら、これで本当に良いのか非常に悩んでいた。


 それでも墓守女子だからこそ、少しは魚介類を取ろうとした。


「では、行ってくるね。彩海。」


「頑張ってね。エリぽん。」


「うん。」


 私はこれから海にある魚介類を取りに行く為、ビキニ姿で会などを取ろうとした。


***********


 それから10分。

 なぜか、ウツボや栄螺サザエばかり取ってしまった私だが、海に戻ると直紀さんが意外と料理の準備をしていた。


「おぉ。絵里奈ちゃん。さっき、歩奈ふなさんと彩海が船で吊してあじ太刀魚たちうおなどを取る事が出来たから、これから焼き魚にして食べようと思うぞ。」


「はっ。はい…。」


「で、絵里奈ちゃんはその大きな魚と栄螺サザエが取れたのは良いが、ウツボがアンタの身体に絡みついて、それで良いのか?」


「うん。良いよ。でも、なぜか、陸に上がってもこのウツボは凄く興奮していて、私の身体を気に入るかの様に離れないんだけど。」


「なる程。それでウツボは、別名、海のギャングと言われており、食べるとアナゴやウナギみたいな味がして美味しんだな。」


 えぇ~。直紀さん。

 何で私がウツボに捕りつかれているのに平気な顔をしているの~。


 しかもこのウツボや陸に上がってもなかなか死なず、私を殺そうとする意志も全くない。

 まるで私の身体で遊ぶかのような感じがして私は凄く気持ち悪い感触が出ちゃうよ。

 でも、話そうとすると逆に直紀さんや歩奈ふなさんが殺されるので、話さない事にした。。


 それから私の身体に纏わりつくウツボを除き、魚の調理する準備を始めた。


「ははっ。お姉ちゃんは本当、ウツボに気に入られているぅ。」


 柚弦ゆずる。私とウツボを話してくれよ。


「私の身体からウツボが離れないし、お腹の部分だけは意図的に触らないような感じがして微妙に嫌なんですけど~。」


「確かに。でも、ウツボは普通、海に上がると死んでしまうのにこのウツボは絵里奈に懐いていて、凄く嬉しそうに生きている。これは絵里奈ちゃんと一緒に過ごしたいウツボかもしれぬぞ。」


「えぇ~。そうなの~。けど、直紀さん。早く話してくれない。」


 私は顔が笑いながらもこのままウツボに取りつかれた状態でいれば流石にヤバいと思ったので、誰か話してほしいと思った。


 すると、直紀さんがある料理を出して…。


「ほら、ウツボ殿。これがかますの塩焼きだ。よく噛んで食べような。」


 私はしょうがないからかますの塩焼きをウツボと共に頂こうと感じた。


 すると、ウツボさんは私の身体から離れる様にそのかますを食べようとして…。


「ウツボさん。意外とかますが好きなんだね。じゃぁ、一緒に食べようね。」


 おぉ、凄く喜んでいるよ。


 私とウツボがこんなに仲良くなるとは思わなかったが寧ろ、このウツボさんは私と仲良くしたかったんだと感じた。


「じゃぁ、ウツボさん。そんなに私が気に入っているなら私の体内に住んだら…。」


 本当は嫌だけど、私の体内で済めば彼は凄く嬉しいと思ったので試しにそれを語った。


 すると…、


「えっ。本当に私の体内に住みたいんだ。」


「ははっ。本当にこのウツボさんは絵里奈ちゃんの体内に住みたいんだね。」


「そうだね。絵里奈ちゃんの体内に住んで『ノヴァ―ヤ』のマスコットキャラにしようかと思うな。」


「それは、良いね。お姉ちゃんの体内にウツボまで入り込んだからそれはそれで面白いしな。しかも生きているウツボ。」


柚弦ゆずる。それはありかもね。」


「ははははははっ!!。」


 ちょっと、アンタ達…、

 私の身体に住ませる事に対して笑わないでよ~。

 私はあまりにも恥ずかしくて拒否反応もあったが、結局、ウツボさんが私の体内で住まわせる事を前提に私はそれを引き受けた。


***********


 それから、私の体内レストラン『ノヴァ―ヤ』や生きたウツボが名物になり、更にそのウツボはロシア料理を運ぶバイトしたのか客からは凄く好評で予約制にならざるを得なかったが、その分、利用者が増えて非常に繁盛したそうだ。


「で、エリぽんはあのウツボが体内に入ってから、銀行強盗や銃撃犯をどんどん、駆逐しているじゃないか。」


「えっ。確かに…。」


 ―――でも、それはウツボが銀行強盗とか食べて栄養にしているのが要因だけどね。


 何んというか、そのウツボは私の体内に入ってから、銀行強盗等の食べてるのが趣味なウツボで良かったかもしれません。


 勿論、銀行強盗の遺骨は私の無縁体内墓地で埋葬されるけど…。

 当然、銀行強盗の死体は私のお腹の中です。

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