【新年明けましておめでとうございます】

 読者の皆様、新年明けましておめでとうございます。今年もどうか宜しくお願いします。


というわけで、今日からまた小説を書いていきたいと思います。まあ、久しぶりなので、簡単に読める作品を下に書きました。それではどうぞ。



【ホワイトホール】


 吸い込まれる、真っ黒の渦。

それは、物理的な吸引でもあるが、

それは、魅力的なものでもあるのかもしれない。


 体が吸い込まれ、

体が分子レベルに分解される時、

その人は何を思うのだろうか。


 痛みとか、苦しみとか、悲しみとか、

そんなのを通り越して私は思う。


「なんて美しいんだろうか」


 最後に残るのは、

赤い彗星群と、白銀の星群。

自分の体はこんなに美しいんだと、

神秘に満ち溢れ死んでいく。


 死とは恐怖ではない。

新たなる神秘なる瞬間なのだ。

一瞬に見え、刹那のごとく意識が消える。


 一瞬の輝きを、脳内の白い渦が、


 破裂するように輝く。











今年も僕の世界へ、連れて行きます。宜しくお願いします。

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