Re:Publick 戦略的異世界運営計画 (仮)

かぼつ

プロローグ

第0話 ふざけたprologue(異世界転生させるのって難しい)

「えぇー、じゃあね、これからね、現社の授業をね、始めますよ。うん、疲れていると思うけど、今日最後のね、授業なのでね、頑張ってください。」

「まず、今日はね、前回のね、つづきからで、共和制についてね、話していこうと思うよ。」

「共和制っていうのはね、簡単に言うとね、民主主義の政治の仕組みの一つなんだけどね、その特徴はね、王様を持たない、というところでね、世界ではね、、、、。」


いやー、長かったね。ほんとにね。

危ない、危ない、先生の癖がうつるところだった。

やはり、癖のある授業は、あれですね。眠い。

7時間目の最後の授業に、あの現社のおじいさん先生(ねむねむ先生)が来ると、まぁー気持ちの良い気分になれます。

まぁ、でもこうやって学校に行って、授業を受けられるということ、つまり、勉強ができるということは、素晴らしいことですね。

そんな僕は、これから予備校というところにいって、また勉強をします。

幸せです。

これは、なんというか、3時のおやつの後に、もう一個おまけで、プリンが4つ(4時間)もついてくる感じですね。なんとも、ボリューム満点でよろしい。



ごめんなさい。

少しうまく書きすぎました。

いや。かなり良いように書きました。


 現実は甘くない。

 勉強なんてやりたくてやっているわけではありません。

 ただ、安定した職業に就きたいだけなんです。

 安っぽい現実逃避をしていると、道の先に、青い看板と白い文字が見えてくる。

 「青好塾」

 何度、この文字を見て、ため息を漏らしたことか。もう職場です。

「良い青年が通う塾」「成功と青好を懸けている」など諸説あるが、こんなものはただの欺瞞である。

 後を振り返るとを、友達同士でふざけ合い、スマホで写真を取り合い、いかにも青春って感じのオーラを出している高校生。

 一方、父親の会社が倒産し、生活は苦しく、カバンの中にはガラケー、いかにも人生の敗者って感じのオーラを出している高校生。

 いつから、こんなにも差が広がったのだろうか。


 俺は、小学校4年の時に、親が2000万円の借金を抱え家族で夜逃げして、この町にやってきた。

そう、だから俺は、勉強でいい成績を取って、学費全額免除の称号をつかみ取り有名大学に入ることを心に誓った。

 安定した将来を求め、無心で勉強した。

 その結果、学生生活を勉強と心中して、スマホも友達も持っていない。

 きっと、前世では、王様にでもなって優雅に暮らすに決まっている。、、と信じたい。


そうして、今日も重い足をゆっくり上げて、塾に入るのであった。






塾を終えてから、いつもの道で駅に向かうと、夜9時30分の道端で、何かが動いたような気配を感じた。

「触らぬたたりに、不幸なし」

こういう時は、大体悪いことが起こる普段の確率3倍増し。(俺調べ)

財布盗まれるとか勘弁してくれよ。(中二の時経験済み)

こんな状況なので、俺はいつもより速足でその道を通った。


しかし、それは意味がなかった。

たたりに足をつかまれ、たたりからさわってきました。


そして、

「オモラドスンパ、ドットグエーノ?」

「ヌシャ、わいできえーの?」

という訳のわからない言語を繰り出してきました。


暗闇の路地で、外国人に絡まれました。

しかし、僕は、日々磨いてきた英語で対応した。

「I am sorry. Can you speak English ?」

「If you cannot speak English ,please consult the other.」


「ハーム、ステレナ、モルちゃぇーよ。」


通じませんでした。逆に手首を握られれました。

自信を無くしました。


しかし、そのかわりに、にこっと笑って、自己紹介をしてくれました。

「アッラドムースデ、サヘル。ドウギャハ、モルクライン。

オンデ、チュルノメ、ブッスルト?」

よく見ると、たたりは、キラキラした瞳をした、小学5年生くらいの可愛らしい男の子でした。

まぁ、可哀そうに。こんな夜中に道端に一人。

彼と昔の自分を重ね合わせ、勝手に親近感を覚え、

そのまま、頷いて、抱きしめてやりました。



すると、喜んだように、彼は黒いヘルメットを僕に被せ、

手に持っていた木の枝で、何やら落書きをして、魔法陣を浮かび上がらせ、

そして、別世界、つまり、異世界に連れていかれました。




いや、まってこれはどんな展開だよ。雑だな。

と思った方、すいません。

設定に苦労しました。

次回から、本編。最初はゆるーく進みます。






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