ジャズと酒と

カゲトモ

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いです」

「この歳と言ってもルカさんは私より若いではありませんか」

「若いって言ってももうアラサーですから、そこは同じでしょう?」

「ルカさんと同じアラサー枠に入れてもらうのは少し気が引けますね」

「そんなことないですよ」

「いえいえ。けれど、こんな綺麗な男性と同じ枠にいられるのは嬉しいですね」

「徹夜続きで肌はボロボロですけれどね。俺もマスターみたいに魅力的な方と同じ枠にいられるのは嬉しいです。憧れていますから」

「美容雑誌の編集さんというのは、メイクだけでなくトークもお上手なんですね」

「マスター程ではないですけど」

「光栄です」

「ふふふ、あ~美味しい。疲れが吹っ飛ぶ~。明日からもまた仕事だから、今日来られて本当に良かった」

「休日まで出勤とは、お仕事本当に大変なんですね。どうかお体だけは大事になさってくださいね」

「ふふ、はい」

「いつでもルカさんの為にお酒をお作りしますから。それくらいしか私にはお手伝いできませんけれど」

「それが嬉しいんですよ、ふふ」

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