プロローグ

「言葉」とは、人間が存在し、口にされる事によって初めて価値が生まれる。


「言葉」とは、常に人間の為にある。


「言葉」とは、必ず「意味」を持たなくてはならない。


「言葉」の一つ一つには、存在するために義務を守り、意味を守り、尊厳を守らなくてはならない。








{言語創造主}


この世で人間という生物が言葉を発したその瞬間から生まれた天日万言文造主大神の子孫。

彼らは、長い時を経てこの世の全ての「言葉」を操り、管理してきた。


「言葉」は常に進化し、また新たなものが生み出される。

それら全てを納めるのは…言語創造主のみで行うには至難の業。

そこで、祇または天神の者達は、7代目言語創造主にこう告げた。




「「言葉」を命あるものにし、各々「言葉」の意味、存在を守らせてみるが良い。」…と。

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