暗殺主義者の乱戦世界(マーシャルアーツ)
飛田 かざと
第0話戦乱の予兆
20XX年ここ日本である事件が起きた。
かつて日本には武術に秀でている7つの家柄があった。それらを7傑と言う。7傑はそれぞれ話し合いで国を動かしていた。その中で特に力を持っている7名の強者がいた。それぞれ忍術が2人、その他各槍、銃、鎖鎌、棍棒、剣術の使い手だった。それらの子孫である7名の神童達は国家ぐるみで特別訓練所である久山学園初等部に通っていた。そんな彼らが中等部に上がり、1年が経過したという時に事件は起きた。
鎖鎌の使い手、鎌ヶ崎家が7傑の中で有志を集め反乱を起こしたのだった。もちろん中等部の中でもその影響が出て中等部内では2つに分かれてしまった。その間で忍術の使い手霧飛 羽矢人率いる保守派と鎖鎌の使い手鎌ヶ崎 壊疾率いる改革派は中等部内で戦争を起こした。中等部というのは名ばかりの事実上の特別訓練所であるため各々の力は強大で壮絶な戦いの末総勢10名のうち3名が死亡、保守派を引っ張っていた霧飛 羽矢人は重症により記憶が失われ、また改革派を引っ張っていた鎌ヶ崎 壊疾も重症により片腕を無くしていた。そんな事件から早一年経ち久山学園高等部の入学式を迎えようとしていた。
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