第6話 今も変わらず

今日は大家さんのとこにお邪魔しに来ている。

どういうことなのか事情聴取だ。

自分でもよく根に持つものだと思うが、それ故に今という自分がある。許さないわけではない。理解しておくことの大切さと言うのか。譲れない我があるのだろう。


「ごめんなさいね、連絡したかったんだけど、すぐ来るって言うもんだから、伝える暇がなくて」

「忘れてたとかじゃなかったんですね」


気が弱いんだと思うこうして、行動を起こしても、すぐこちらが折れてしまう。

「僕から、もっとしっかりするようにいっておきます」

こっちは大家さんの息子さん、まだ、高校生なのにしっかりしている…晩御飯にお誘いとか、自炊は完璧とか、スペック高くて、婿に欲しい。

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