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  • 5.はるけきものへの応援コメント

    遅くなりましたが、読了致しました。
    ご馳走様で御座います。色々と思し、感じる所はあれど。
    ……書物は心を慰めるといいます。では、それは人の心だけなのでしょうか。そこにはないものを追い求めて、空白の中に黒いインクで夢を描く。それもひとつの魔法。
    『彼』は劇作家だったのでしょうか。演出のひとつ、ひとつに、寂しさを、虚しさを、決して理解出来ないものを見て、人の表情に一喜一憂していたのではと思うばかりです。
    そして、悲劇だといいながら、それを見て喜ぶのが彼だとしても……悲劇ならず、小さな出来事に笑っていたのも、また彼ではないかと。勝手に、身勝手に、想いながら。それは偽りではなかったような、『劇作家』でありながら、『演者』のひとりとして、そこにいたのではと。
    遅くなりましたが、楽しませて頂きました。元気と自信が出ました。有難う御座います。