33 YUREYYYYY!
萌神「こんにちは、皆のアイドル萌神幼女です。今日も皆さん白い液体出してますか? 歯磨き粉で研いた後の水は飲まないで、きちんと吐き出しましょうね」
萌神「さて、なぜ私がこのような語りをしているのかといいますと、これが私の遺言になるかもしれないからです」
萌神「何故なら本日私が試すのは百合萌え! 禁断の愛! 許されざるもの!」
萌神「男性ではどうしてもたどり着けない領域! それゆえに男性は憧れる! 求め、焦がれ、渇望する。そしてそれを人はこう呼ぶのです……『萌え』と……」
萌神「ゆえに今からこの萌神幼女、部屋の向こうにいるロボ娘を襲います! ファーストキスは当然のことながら、色んなことの初めてを奪い尽くしてきます!」
萌神「そうです、失敗すれば月光蝶で宇宙の塵となるでしょう、しかしリスクばかり恐れていて何ができようか! 何もできない! それにこれで成功すれば! 性交すれば! 男の萌えパワーが手に入り、私は全てを超えしものとなれるのです!」
萌神「というわけで萌神幼女、突貫します! ヒャッハー! 初物だー!」
ガチャ
ロボ娘「……」
萌神「……」
ロボ娘「……こんばんはロボ」
萌神「こ……こんばんは……起きてたんだ、夜中なのに……」
ロボ娘「話は全部聞こえていたロボ」
萌神「え? な、何の話かな」
ロボ娘「……」
萌神「……」
ロボ娘「すまない、こういうときどのような表情をすればいいか、私は分からないロボ」
萌神「笑えば、いいと思うよ…」
ロボ娘「そうか、殺す時は笑うのか。今度から覚えておくロボ」
その日、雄常の家で銃声が鳴り響いた。
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