第4話 虚飾
幼少期に言われた言葉
「嘘をつくのはいけないこと」
私はこの言葉を聞き飽きたと思えるほど聞いてきた
嘘なんてものは
みんなふと口から出てしまうものだ
これを悪いことだと指導できる人など
果たしてこの世にいるのだろうか
嘘をついたことのない人ってのは
多分世の中ほとんどいないだろう
いるとすれば
現在言葉を覚えてる最中のベイビーか
声帯が死んじゃった人か
精神がイっちまってる人か
大体不完全な人
大人ってのは
人のこと言えないのに
教育の中で
「嘘つくな」と言い続ける
ビックリだよ
よくよく考えると人間
人のこと言えないのに注意する
矛盾を抱えた人ばっかだろう
私もまた嘘を多くついてきた1人だ
だから私もまた嘘をついてはいけないと注意はできない
じゃあそれっぽく注意するにはどうしたらいいか
「お前はポーカーに向いてない」とでも言えば心なしか伝わるんじゃないか
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます