生ぬるい異世界に行って云々といった現代的なトレンドとは一線を画する、思考に試行を重ねられたハイファンタジーです。花嫁修業というには、あまりにも入り混じる種族事情。争いの火種、細かな意図。絡まり合うその糸は蜘蛛の巣のように張りめぐらせられている。合間を縫うのか、正面から突破するのか。それはまだ、わからない。
唯一無二の世界観や社会構造など、この作品の見どころはたくさんあるのですが、私はやっぱりヒロインに注目しちゃいます! がんばれ、がんばれ。愛する人の花嫁になるその日まで! 本当に見どころ満載すぎて説明しきれないので、とにかく皆さん読んでみて。びっくりするから。
そんな波乱万丈な出来事に耐え抜くということは、それだけ乙女だということですね。