魔法使いな嫁

 お刺身が食べたい。

 ちょこんとワサビをつけて刺身醤油でいただくのも良いけれど、絹ごし豆腐と海藻サラダも一緒に大皿に盛り付けて、ポン酢とゴマ油でえれば中華風サラダに早変わり。


 初夏の暑さに弱った身体には、スタミナたっぷりの豚冷しゃぶ。

 ほどよく脂の乗った薄切りの豚しゃぶ肉でシャキシャキの香味野菜をくるりと巻いて、ゴマ醤油ダレをたっぷりつければ、ヘルシーなのにコクのある贅沢な味わいを堪能できる。


 食後のデザートは、白玉粒あんを抹茶アイスクリームにトッピング。抹茶の苦味があんこと団子のほんのりとした甘さを引き立ててくれる。

 この季節には清涼感を求めて、ちょっぴりレモン汁を混ぜた黒蜜をたっぷりかけて、ちゅるんといただくところてんも外せない……


 あ、でも、帰宅してから料理する時間もないし、今日は出来合いの惣菜で済ませよう。具のたっぷり入った海鮮巻き寿司と、相方の好きな酢豚に春雨サラダ、デザートにプリンも買って、和洋折衷ディナーと洒落込もう。




 

 アメリカに暮らして日々思うのは、日本のスーパーマーケットは世界に誇るべき「スーパー素晴らしい驚きと喜びに満ちあふれた、食材のワンダーランド」である、と言うこと。


 美しく盛り付けられた刺身の隣には、美味しそうな寿司が並べられ、「お刺身も良いけど、やっぱりお米が食べたい」と心が揺れても大丈夫。

 しゃぶしゃぶ用に薄切りされたピンク色の豚肉の横には、さりげなく「しゃぶしゃぶのタレ」のボトルが置かれている。「タレまで手作りって、ちょっと面倒臭いかも」と思う顧客心理を巧みに読んだ経営の為せるわざか。


 季節ごとに取り揃えられる生鮮食品は、従業員の手で丁寧に一つ一つ陳列棚に並べられ、品質管理も徹底的に行われる。

 特筆すべきは、デザートや甘味コーナーの充実ぶりだ。手頃な値段ながら、生クリームや生チョコをたっぷりと使った本格的な味わいのケーキやプリン、シュークリーム、エクレアなどが所狭しと並んでいる。その横で、緑茶に似合いそうな昔ながらの和菓子が慎ましく控えている。私のお気に入りは串団子と豆大福だが、季節限定のイチゴ大福や「水無月」と呼ばれる京菓子もオススメだ。本葛を使った葛餅など見つけた日には、陳列棚の前で思わず小躍りしたくなる。



 「生鮮食品は新鮮さが命」と考えるのが当たり前の日本人からは考えられないが、アメリカの一般的なスーパーマーケットでは、カビの生えたイチゴや、しなびて黄色くなった葉野菜、見るからに鮮度の落ちた魚の切り身などが堂々と陳列されている。しかも、正価のまま、だ。


 ある日の「一般的」なアメリカのスーパーマーケットで、「衝撃的な事件」が起きた。

 野菜を吟味していた私の隣で、ごとん、ごとんと大きな音を立てながら台車いっぱいの段ボール箱を運んで来た若い従業員のお兄さんが、おもむろに重そうな箱の一つをひょいっと持ち上げた。かと思ったら、箱の中身を棚の上に「どーん」とぶちまけた。それはもう、なんとも豪快に「どーん」と。

 唖然とする私をよそに、その後も、お兄さんは「ひょいっ」と持ち上げてからの「どーん」を黙々と続け、台車の上の箱が全て空になると、満足そうに店の奥へと消えて行った。

 その現場を目撃して以来、野菜や果物を選ぶ際は傷みがないかどうか、慎重過ぎるほど何度も念入りにチェックを入れるようになった。



 もちろん、品質管理の行き届いたスーパーマーケットもある。日本のデパ地下を彷彿させるお洒落な内装の高級オーガニック専門スーパーマーケット『Whole Foods Market』や『Fresh Market』などが良い例だ。


 特に『Fresh Market』の総菜売り場と鮮魚売り場のレベルの高さは群を抜いている。惣菜売り場のおススメはパック寿司だ。カリフォルニアロールなどの巻き寿司は健康志向の高級スーパーマーケットでも見かけるが、『Fresh Market』ではマグロやイカ、ハマチ、ウナギなどの握り寿司も店頭販売されている。

 刺身で食べられる品質の(冷凍ではあるが)マグロの切り身が手に入るのも、この界隈では恐らくここだけだ。1パウンド(=約450グラム)あたり15ドルとかなりの高額だが、特別セール時には半額になるので、店舗ホームページを細かくチェックし、セールの日には車のトランクに大型のクーラーボックスを積み込んで、開店と共に鮮魚売り場に直行し、冷凍マグロを大人買いする。かなりの出費ではあるけれど、アメリカの片田舎では「お刺身が食べたい」と思った時に、いつでも手に入るとは限らない。日本とは事情が違うのだ。



 突然だが、私は大の甘党だ。そんな私にとって許せないのが、アメリカのデザート事情。

 アメリカの「見た目がカラフルで可愛い」ケーキは、はっきり言ってマズイ。あれをケーキと呼んでは、世の美味しいケーキ達に申し訳が立たない……それくらい、本気でマズイ。

 口の中の水分を全て持っていかれそうなほどパッサパサのスポンジケーキを、「アイシング」と呼ばれる粉砂糖を卵白と水で溶いた激甘ペーストでコーティングし、脂っぽく口当たりの重い「フロスティング」と呼ばれるバタークリーム(カラーバリエーションが豊富)で飾り立てたは、甘いものが大好きな私でさえ「拷問」と感じるほど、とことん甘いだけ。


 ついでに言えば、アメリカのドーナツもアイシングでコーティングされたものが主流。で、こちらも歯が痛くなるほど甘い。「揚げもの&砂糖」と言う、考えただけでも恐ろしいほどのカロリーの塊を、アメリカ人は「朝食」と称してコーヒーと一緒にペロリと平らげてしまう。


 アメリカのスーパーマーケット内に併設されたベーカリーでは、パンだけでなくクッキーやパイ、前出のケーキやドーナツが販売されている。が、要冷蔵で日持ちのしない生クリームや生のフルーツを使ったものは見当たらない。パーティー会場に置きっ放しにされても平気な素材で作られたアメリカのケーキや焼き菓子は、とっても合理的なデザートなのだ。

 ベーカリーでおススメ出来るのは、「ストゥードル」と呼ばれる小型のスティックパイだ。日本のベーカリーで見かける、手のひらサイズのアップルパイによく似ている。甘酸っぱいダークチェリー入りがおススメ。


 「デリ」と呼ばれる惣菜売り場では、出来合いのサラダやスープ、グリルチキンやパスタなどが売られている。注文すれば、併設されているハムとチーズの量り売りコーナーの材料でサンドイッチも作ってくれる。共働きやシングルマザー/シングルファザーの家庭が多いアメリカでは、夕方になるとデリの前に長い行列が出来ているのを見かけることが多い。

 とは言え、自宅でちゃちゃっと作れそうなものばかりなので、未だかつて購入したことはない。



 さて、専業主婦の私としては、三食しっかりと自宅で手作りするのが当然だと思っている。が、作り慣れた日本の家庭料理を作ろうとしてブチ当たるのが「基本の材料が簡単に手に入らない」という悲しい現実だ。

 ニューヨークやロサンゼルスなど、日系アメリカ人のコミュニティーがあるような大都市ならば、日本の食材を豊富に扱う大型のスーパーマーケットやアジアン・マーケットがある。が、私が住んでいるのは、アジア系人口の比率が約5.5%(=18人に1人の割合)と低く、日本人の比率は全人口の約0.1%(=1000人に1人!  チョコボールで金のエンゼルが出るのと同じ確率らしい)と言われるバージニア州の片田舎だ。


 アジア系の大多数を占めるのは、韓国系の人々だ。私が住んでいる地域には彼らのコミュニティーがあるため、韓国系の店舗が多く立ち並ぶ一角がある。アジアの食材を取り扱う韓国系スーパーマーケットも数軒あり、品数は限られるものの、日本の調味料や食材も置かれている。

 一般的なスーパーマーケットにも「アジアン・フード」のコーナーはあるのだが、「KIKKOMAN」の醤油や「みりん風味」の調味料は、日本人ならあっという間に使い切ってしまうほどの小瓶(ペットボトルよりも小さい!)に入ったものが4ドル。どこのセレブやねん。

 韓国系スーパーマーケットでは、ヤマサの減塩醤油が750ml瓶で8ドル程。日本の2~3倍のお値段だが、マルコメ味噌、本みりん、寿司海苔、乾燥わかめ、油揚げ、粒あん、白玉粉、おでんの具なども手に入るので、月に何度か足を運ぶことにしている。

 鮮魚売り場では、氷漬けになった魚を客の注文に従って(けれど、とっても大雑把に)目の前でさばいてくれる。ただし、潔癖な日本人の感覚からすれば清潔とは言えない店内で、衛生管理がきちんとされているのか怪しい状況で、濁った目と生臭さの漂う魚を買う勇気もなく……

 冷凍された白身魚やサーモンの切り身ならばどこでも売っているし、種類も豊富なので、普段はそちらを購入している。

 

 豆腐はアメリカでもダイエット食として簡単に手に入る。が、角をまな板にぶつけても簡単に崩れないほど固く、ほのかな豆の甘みなど一切感じられない。

 アメリカ人は豆腐を冷奴で食べようなどとは思わない。彼らは「素材の味がない」食べ物に耐えられない民族なのだ。ステーキ風に焼いてみたり、スムージーに入れてみたり……アメリカの豆腐は調理することを前提に作られている。

 そもそも、大雑把な味覚のアメリカ人に、「絹ごしの舌触り」などという繊細な食感があるとも思えない。



***



『手に入らないなら、自分で作ってしまえ』


 これがアメリカの田舎町に住む日本人の……いや、海外に住む日本人のスタンスだろう。私の知人には、自宅で豆腐や納豆を作っているツワモノがいる。 

 大阪人の私の場合、韓国系スーパーマーケットで「ブルドッグのお好み焼きソース」の一番小さなサイズが6ドルだった、という衝撃の事実に身震いし、自分で作ろうと奮い立ったのがきっかけだった。


 ……で、実際に色々と挑戦してみた。

 


 まずは、お好み焼きソース。

 海外で暮らしていようが、関西人と『粉もん』は切っても切れない間柄だ。

 Worcestershire Sauceウスターシャ・ソース(=ウスターソースに名前が似ているが、日本の濃厚とんかつソースのような、かなり香辛料の効いたソース。アメリカではあくまでも料理の隠し味として使われる)、ケチャップ、オイスターソースを混ぜ合わせるだけで、関西人が愛して止まない「どろソース」の味が簡単に楽しめる。たこ焼きソースにもなるので、多めに作って冷凍庫に常備している。



 アメリカの食パンはマズイ。基本、サンドイッチ用なのでぺらっぺらに薄いし、ハムやチーズ、マヨネーズなど濃い味のものと合わせることで美味しくなるよう作られた食べ物なので、そのまま食べても全く美味しくない。「ふんわり、もっちり、柔らか」な食パンを食べ慣れた日本人にはオススメできないシロモノだ。

 なので、食パンは自宅で焼いている。移住当初は手でねていたが、諸々もろもろの事情で両肩に負担の掛かる作業が出来なくなった。見かねた相方がブレッドメーカーを買おう、と言ってくれた。

「象印のがいい! アメリカにもあるよね、ZOJIRUSHI!」 

 そう、象印はアメリカにも進出しているのだ。炊飯器はもちろん、ブレッドメーカーも、やはり絶対に日本のメーカーに限る。ありがとう、ZOJIRUSHIさん。


 アメリカでパンを焼く場合、まず悩むのが、小麦粉の種類の多さだ。

 同じ小麦粉でも原料やたんぱく質やグルテンの含有量が違う粉が山ほど売られているため、自分好みの食パンを焼けるようになるまでには相当の時間と手間がかかる。失敗と研究を繰り返した結果、今では何とか「中はしっとりもちもち、外はカリッ」とした食パンが焼けるようになった。



 関西人にとって、うどんは「粉もん」。美味しいうどんなしには生きられないと言う悲しい宿命を背負った大阪人の私は、うどんも自宅で作っている。

 移住当初は手捏ね(いや、正確には『足捏ね』)で作っていた。が、「ブレッドメーカーでパスタが作れるなら、うどんもね」ということで作ってみたら……驚くほど簡単に出来てしまった。手捏ね(いや、『足捏ね』)なら2~3時間かかる作業が、ほんの20分で済んでしまったのには「今までの私の苦労は何やったん?」と愕然がくぜんとした。



 相方は日本に居た時、『CoCo壱番屋』の常連だった。それくらい、カレーライスが大好物。

 だが、アメリカで売っているカレールーは「S&Bゴールデンカレー」くらい。しかも、日本のモノと比べて、なぜか水っぽくてコクがない。何より、一箱4ドル近くするので手が出ない。

 なので、カレールーも手作りだ。玉ねぎを飴色になるまで炒め、バターと小麦粉、カレー粉を加え、トマトの水煮を入れて煮込めば出来上がり。市販のものよりトマトの酸味が効いてさっぱりとした味なので、ミルクと溶けるチーズをたっぷり入れてコクを出すのがコツだ。



 沖縄に恋した大阪人の私。日本に居た頃から沖縄料理にも挑戦していた。アメリカの豆腐が沖縄の島豆腐と同じくらい固いのを利用して、豆腐ちゃんぷるーを作ることが多い。

 アメリカでもゴーヤーは手に入るらしいが、私は見たことがない。

 そんなある日。スーパーマーケットで激安の野菜を発見した。1パウンド99セントだが、葉野菜なので抱える程に購入しても50セントほどだった。さて、その正体は……『ケール』だ。安くて栄養価も高いケール。アメリカでは生のままサラダに入っている姿をよく見かける。が、少々苦味が強い。


 ん? 苦味が強い……?

 ゴーヤーと同じやん!


 ……というワケで、我が家ではゴーヤーの代わりにケールを使って「なんちゃって豆腐チャンプルー」を作る。ケールはスープや味噌汁に入れると鮮やかな緑色になって食欲をそそるし、火を通すとコリコリした不思議な食感になり、それがたまらなくクセになる。



 しゃぶしゃぶを食べるには薄切り肉が必要だが、アメリカの一般的なスーパーマーケットでは手に入らない。従業員に「これくらいの薄さに切って欲しいんだけど」とお願いしても、「そんなに薄いのはムリ」と断られた。韓国系スーパーマーケットでは薄切り肉も販売しているが、手間賃を考慮してか、かなり割高だ。

 なので、肉の薄切りも自宅で作れないものかと、試行錯誤した結果……

 なんのことはない。半解凍の肉の塊をスライサーでスライスするだけで、簡単に薄切り肉は作れるのだと判明。ウェブ上には海外に住む日本人の知恵があふれている。



 脂っこい主菜によく合うのが、ふわふわ卵と三つ葉の澄まし汁だ。

「三つ葉なら、韓国系スーパーマーケットに売ってるよ」と友人は言うが、やはりお高い。ケールがゴーヤー代わりになるのだから、三つ葉代わりになる野菜がきっとあるはず!

 そう思っていた矢先、庭先で育てているハーブ達の一つに目が行った。

 『イタリアンパセリ』だ。

 葉の形といい、茎の太さといい、三つ葉にそっくり。「これ、使えるやーん」と思い、さっそく澄まし汁に入れてみたところ……大正解。調べてみると、両方とも同じ「セリ科」の植物。海外で私同様、三つ葉の代わりに使っている方も多いと判明した。



 それにしても、アメリカに来て、料理の素材や調理法を調べることに情熱を注ぐことになるとは思いもしなかった。



***



 アメリカ人男性はとってもめ上手で、こちらが恥ずかしくなるような甘い言葉をこれでもかと連発する……と言う話をよく聞くが、残念ながら、我が家の相方には全く当てはまらない。


 普段から寡黙で、無駄なおしゃべりをしない人。


 そう言えば聞こえは良いが、要は、ただの口下手の恥ずかしがり屋だ。外出先で私の友人に会っても「Hi(あ、どーも)……」と言ったきり、愛想笑いを浮かべるだけ。よくアメリカで生きてこれたものだ。


 そんな相方も、食卓では一応「これ、美味しいね」と感想を述べてくれる。

 ただ、その感想がいつも同じ。定番パターンは「Really good」「Good」「Delicious」の三つ。


「せっかく手間暇かけて作った料理に、たった一言二言で終わりなんやったら作る甲斐ないやん。なんか、もっとこう、萌え~っとするような感想が欲しいんやけど」

 私の言葉に、翌日から色々と違った言葉で褒めてくれるようになった。「それ、昨日も同じこと言った」と私に突っ込まれまいと、必死に言葉を探す相方の姿に、萌え~っとさせられた。

 だが、一週間もすればネタは尽きるもので……


 その日の夕食の席で、あろうことか、相方はまた「Really good」を口にしてしまった。

「それ、いつものやん。なんか、ご飯作る気なくなったんやけど」

 私の意地悪なツッコミに、ううっ、とうなり声を上げる相方。


 その後も、今までに使った褒め言葉を口にするたびに、「それも前に使ったやん」と私が突っ込み、唸り声を上げた相方が、また定番の褒め言葉を口にして……を延々と繰り返した。

 そして、人を褒めるための語彙数が極端に少ない相方が、ついに困り果てて叫んだのが……


「You're a wizard in the kitchen!(キミは、キッチンの魔法使いや~!)」




 ……彦摩呂ですか? 


 と思わずウケた。


「それ、面白い。そんな言い回し、初めて聞いたんやけど。それって普通に使う表現?」

 見る間に、相方の顔が真っ赤に染まる。

「……いや、使わない。絶対に使わないから! キミも絶対に使うなよ、変に思われるから! 焦って、つい、思いつくまま言っただけだから!」

 その後も、「絶対に使うなよ!」と何度も念を押された。



 嫁を褒めないことには、機嫌を損ねて食事にありつけなくなる……と、焦りまくった相方の思わぬボケに、思いがけなくいやされた。

 嫁も相方も、褒められて育つものだ。


(2018年6月8日 公開)

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