147冊目 エターなり再利用
どうも、吾輩です。
このエッセイもすっかりただの近況報告になってきました。
今更か。
数日前から「没話。」というタイトルの小説を発表し始めた。趣旨は「ケナドニア忌譚」に近く、未公開の古い作品を見ていただこうというものだ。
ただし、決定的に異なる部分が1つある。
タイトルの通り没……もとい、エタった(※)話を置いてあるのだ。
つまり読んでいただいた方にはもれなく「ここからどうなるんだよ」というもやもやを与えてしまう作品群なのである。
連作短編の形式のものなどはそうでもないが、結構長いなろう系異世界転移ファンタジーも控えているので、最後まで読んでいただいた方はさぞかしもやもやすることであろう。毎日1話ずつ公開していく予定だ。ふふふ、皆もやもやするがいい。
なんでこんなことをしたかと言うと、吾輩は大変もったいながりな性格をしており、なおかつ作品はできれば公開してなんぼというほうである。そのため未公開作品がもったいない。非常にもったいない。
そういうわけで公開に踏み切ったわけだが、これってどうなのだろう。
読者の方は最初から未完であるとわかって読まされるわけだ。なかには数話にわたる話もあるので更新中に来た方は「どこでぶった切られるんだ」と身構えてしまうだろう。
つまり何が言いたいかと言うと、あまりに読者に不親切ではないか、と不安を覚えているのだ。柄にもなく。
でも公開しちゃったからね。概要にもその旨は書いてあるし開き直って参る。
なお吾輩は、最初からエタりがわかっている作品でも趣味に合えば読むし、先が気になるなあとは思うが「なんでここでエタってるんだよ!」とはあまりならない。
思うに、吾輩が個人サイト全盛期~衰退期の腐女子だからではなかろうか。
やっと見つけた推しCP扱いサイト……と思ったら最終更新が1年前で未完の長編小説が何本かあったりとか、それどころか普通に更新してる生きてるサイトでも堂々と「※この作品は更新停止します」とか書いてあったりする。そういうのにバンバン行き当ってきたので「そういうものなのか」という意識が吾輩の中に育っているのかもしれない。むしろ300話くらいあるようななろう系長編のほうが苦手である。起伏のない作品だと途中から惰性で読むようになり、やがて心の天秤が「最後まで見届けたい」から「もういいや」に傾きがちである。
本日はこの辺で。
※ エタる
「エターなる(※2)」の略語。
※2 エターなる
作品が永遠に完成しないだろうこと。
作者が筆を折った、ネタが無くなった、その他さまざまな理由による。
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