112冊め 作画コストと心持ち

 どうも、吾輩です。

 漫画、描き始めました。


 いや、まだ全然形になってないが、とりあえず3ページ分ネーム切って、1ページだけ清書した。

 マンガ描こうって思ってからここまで軽く2週間はかかっている。白背景(※1)なのに。


 いったい何がここまで制作を滞らせているのであろうか。

 単に漫画に不慣れな点。

 それは当然ある。

 あとは、漫画に「苦手意識」を持っている点。

 

 漫画の何がそんなに苦手なんだといわれれば、出てくる出てくる、いくらでもしゃべれる。

 背景が描けない(※2)、コマ割りよくわかんない、トーン貼るの苦手。あと、動きのある絵無理。

 小学校高学年~中学生のとき「漫画家になりたい!」って言っていて、あっちこっち応募したけど箸にも棒にも引っかからなかったのも理由の1つかもしれない。

 とにかく、漫画には苦手意識しかない。

 普段の1枚絵からしたら「なんで描けないの? 絶対漫画のほうが楽でしょ?」という意見をいただくこともあるのだが、ほんと、描けない。

 呪いのようなものかもしれない。

 今書いている、たった3ページの漫画を完成させたところで、その呪いが解けるとは思えない。

 が、解呪に1歩、近づいたらいいなあと思っている。


 描きかけ漫画と格闘している間は、とても苦しいが、結構楽しかったり、する。


※1 白背景

 読んで字のごとく、背景が真っ白、つまり描かれていない状態。人物と台詞と最低限の小道具しかない。

 背景描きたくない、だがこれじゃいやだという人はトーンを張り、模様で雰囲気を出すことで或る程度改善できる。

 自虐や侮蔑にも使われることがあるので、自虐はともかく相手の作品に「白背景ですね~www」とか言ってはいけない。約束だ。破ったら? 戦争だ。


※2 背景が描けない

 一枚絵の気の触れたような背景ならなんぼでも描ける。が、漫画のある程度現実に即した背景が描けない。

 タコ足やフリル、レースは必要とあらば無限に生産できるが、吾輩は机が描けない。冷蔵庫が描けない。電信柱が描けない。建物が、描けない……。

 

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