86冊目 CPの奈落
どうも、吾輩です。
市民権を得る……まではいかずとも、A×Bと書けばAが攻めなのね、くらいは多くの人にわかってもらえている気がします。
その状況がいいか悪いかは置いておいて……CP表記ってけっこう奥深いのよと言わせていただきたく。
というのもだ。
どっちが攻めか受けかなんて、
セックスするまでわからねえ
というのが本当のところである。
攻めだから男性的、受けだから女性的とは限らない。そういう傾向はあるものの、普段は相手の陰に隠れているおとなしい子がベッドですごい可能性だってあるのだ。
なので書き手の嗜好によっては「A×B全年齢向けです」と書いてあっても読み手にとっては「すごくB×A」だったりする。
事実、吾輩も経験がある。書き手側で。
以前pixivに腐向け二次創作を公開した時、「A×Bに見えるかもしれませんが、作者はB×Aの気持ちで書いています」と注意書き付きでアップした。その後しばらくして、
A×Bタグつけられたよねーーー!
注意書き読んだーーー!?
確かに、紛らわしい書き方をしてしまった自覚はある。あるが、作者がB×Aって言ってたらそっちを尊重するのではないのか。違うのか。最近はそうでもないのか。
うまく表現するすべを持たないが、なんとなく憤りを感じた一件であった。
気になってしまうのは、逆CP地雷勢である。作家さんが書く「A×B」がニュートラルな雰囲気で「どっちが攻めなのか甲乙つけがたく」、それでも萌えて読み進めた結果に回答(受け攻めの組み合わせ)が提示された際の絶望感。
マイナーキャラを食い荒らし続けた結果「あのこがいればどうでもいいよ!」な吾輩とは違って、そのキャラに並々ならぬこだわりを抱いている人にとってはつらいだろうなあと、思ったり、なんだり、かんだり。
眠くなってきたので今回はこの辺で。
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