83冊目 うちのあのコは
どうも、吾輩です。
二次創作による原作との乖離の話でもしましょうか。
二次創作をすると、多かれ少なかれ、良かれ悪かれ、「キャラ崩壊」が起きる。
極端な例だと、原作では残虐非道な殺し屋だがその作者さんの中ではただひたすら可愛いツンデレキャラになっていたりする。逆にとてもやさしくけなげでいい子がすべての黒幕になっていたりもする。作者に自覚がある場合も、ない場合もある。大ジャンルでは「みんな(※)が書いているからそういうものだと思って」書いているパターンも無きにしも非ずだ。
自覚のある作家さんの場合、注意書きがある場合もある。
「うちの(キャラ名)は××な性格なので苦手な方はご注意下さい」
冷静に考えると、うちのってなんやねんとかいろいろ言いたいことはあるのだが、同人サイトを閲覧している時点で冷静ではないので全く気にならない。「へえ、そうなんだ」で流せる。中には「うちの(キャラ名)と〇〇さんの(キャラ名)でコラボしましたw」とか、外見や表情が微妙に異なる同キャラのイラストを描いている人もいた。
さらにつわものになってくると、書いている人は一緒なのに、作品ごとにキャラの性格が違うということもある。
「このシリーズの〇〇くんは貞操観念の壊れたビッチだけど、別シリーズの〇〇くんは耳年増の童貞で純情」みたいな激しく矛盾する作品を並行して書いている方も実はいる。嘘ではない。この目で見た。
この傾向は自分にもあると思う。
当方、スターシステム大好きマンなのだが、Aというシリーズでは主人公にびしっと助言するタイプのサブキャラだったのに、Bというシリーズではアブノーマルなベッドシーンを演じている、という場合が少なくない。
なんというか、自分の一次創作キャラで二次創作をしているみたいなものなのかもしれない。
だんだんわからなくなってきたぞ。今更だが。
本日はこの辺で。
※ みんな
狭い交流範囲での「みんな」、あるいは自分の性癖に刺さる神絵師・神字書きの「みんな」。
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