52冊目 崩壊の日
どうも、吾輩です。
物騒なタイトルなので、人によっては物騒な状況になる話をします。
つまり、親バレ。
腐女子であれそのほかのオタクであれ、親やその他の家族にバレた! というのは大変な事態である。問い詰められたり、家族会議に発展する可能性もある。大事件だ。
ご家族の許容範囲にもよるが、厳格な家庭の場合もう2度とこういうの(薄い本とか)読みません買いませんと誓わされる場合もあると聞く。男子のベッド下から「普通」のエロ雑誌が出てくるならともかく、女子の勉強机から男同士のエロ漫画が出てきては大事件である。男子の場合も、実写よりは萌え系絵柄のエロ漫画のほうが罪状が重くなりがちである。
同居家族がおり、その家族に自分の趣味を隠し通している(と信じている)人間にとっては共通の恐怖であろう。
プロの小説家さんが、家族に「主にエロ小説を書いていた」ことがばれて大騒動になった話なんかも読んだことがある。
かくいう吾輩も、親バレ経験者である。
吾輩は中高生の時、エロありBL本をとある引き出しに隠していた。そこは吾輩が幼稚園児くらいのときのおもちゃや絵本が入っている引き出しであり、いまさら開けることもないからバレることもなかろうと思って選んだのである。
自室があればもちろんそこに隠したのだろうが、吾輩は実家に自室がなかったのでそういう配置になったのである。
ある日そこに隠しておいたBLエロ本を読もうと引き出しを開けたら、なんということだろうか、雑然としていた引き出しの中がきれいに整理整頓されていたのである。
ものすごくいろいろなことが頭の中を駆け巡った気がするが、吾輩は親に何も言わないことにした。親も吾輩に何も言わなかった。
ただ、隠し場所は変えた。
そして年月は流れ、今ではエロ同人すら親公認である(読むのも、書くのも)。親が頭の柔らかい人で本当に良かった。
今回はこの辺で。
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