39冊目 これはBLなりや?

 どうも、吾輩です。

 腐女子のBL書きであると同時に、腐女子でありながらも一般向け小説書きであるところの苦悩(というほどでもないけれど)など書き散らさせていただきたく。


 男性キャラに、異様に気を遣ってしまう。

 正しくは男性キャラ同士の絡みに。


 例えば親友同士という設定のキャラがいたとしよう。

 親友同士なので当然親しくて、軽口を叩いたり、なにかと一緒にいたりする。

 そこで考えてしまうのだ。


 この二人、距離が近すぎないか。


 もっと言うと「BLに足突っ込んでないか」。


 視線を交わすだけでも付き合ってることにしてしまう、それが腐女子。その腐女子が一般向け作品を書くとなると「腐向け」になっていないかのチェックをもはや脅迫的と言っていいほど行う。


 以前投稿した「英雄たちの舞台裏(※1)」では設定を組んだはいいものの、全員20代前半の男性、そのうえ変則バディものということで非常に悩んだ。

 吾輩が腐女子だから気付いていないだけで、はたから見たら腐向け作品なのではないかと。


 そこで相談する相手はやっぱり悪友へびやまくん。

 彼の「全然そんな感じしない」に救われて、本編執筆に至った。

 また彼は腐向け要素を無意識に織り込むことへの恐怖感を「ハリネズミみたいだな……(※2)」と憐れんだ。


 意外と、そこまで気にしなくていいものなのかもしれない。


 結局「英雄たちの舞台裏」はつつがなく完成し、PVが決して多くないのも一因だろうが「腐女子向けだろ」と怒られたことはない。

 ちょっと、安心した。


 これからは恐れることなく……とは言えないが、今までより自由に小説が書けそうである。


※1 英雄たちの舞台裏

 以前執筆、投稿した小説。

 戦闘シーンのない変身ヒーローものということで異色作を狙ってみた。

 PV数はともかく、完結できたので満足。

 そんなに長くないので、良ければ読んでください(宣伝)。 


※2 ハリネズミみたいだな

 ヤマアラシのジレンマを言いたかったのかもしれない。

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