26冊目 殺人鬼は萌え属性
どうも、吾輩です。
以前ハマった、とあるジャンルについてです。
ジャンルは洋画。
半ナマ(※)ということでちょっと危ないジャンルではあるのだが、なにぶんご本尊が国外にいらっしゃるせいか、国内の芸能系ジャンルよりは比較的、開放的。
比較的。
中でも吾輩が愛してやまなかったのは、ホラー映画である。
ホラー映画とひとくくりにするなかれ、あのジャンルには人間の想像しうる恐怖はすべて詰まっているのだ。
その中でも吾輩は、スラッシャー映画が大好きだ。
スラッシャー映画といってピンとこない方に説明をするならば、凄く強い奴(人間、非人間は不問)が、一般人(例外あり)をメタクソに殺しまくるだけの映画である。
こう書くとと頭悪そうだが、(ホラー史上における)名作も多い。
チェーンソウを持った人皮マスクの巨漢(※2)に殺されたり。
ホッケーマスクのやっぱり巨漢(※3)に山刀で襲われたり。
夢の中でクリスマスセーターの全身火傷男(※4)に鉄の爪で引っかかれたり。
何が萌えるのかよくわからないシチュエ―ションだと思う。凄く思う。
ただしこれは「殺人鬼×犠牲者」ではなく、たいていは殺人鬼単体萌えである。1本のホラー映画においてCPが成立する場合、殺人鬼によほど因縁の深いキャラクターがいる場合に限られるだろう。
もちろん殺人鬼キャラとて冷静な判断をすれば絶対に萌えキャラではない。
だが我々はそのわずかな隙をつき「マザコン!」「ロリコン!」「シスコン!(※5)」と言ってはかわいがるのだ。冷静さなどとうにどぶに捨ててしまったのだ。
次回は吾輩が個人的に好きな、B級映画の話でもさせていただこうかと検討中。
違う内容だったらゴメンね。
※1 半ナマ
映画やドラマ、特撮など実写作品のキャラに萌えること。
おおっぴらにやると演者の方に迷惑が掛かるので、たいていはひっそりと行われる。
※2 チェーンソウを持った人皮マスクの巨漢
「悪魔のいけにえ」及びそのリメイク「テキサスチェーンソー」に登場する「レザーフェイス」と呼ばれる殺人鬼。
元祖はババ・ソーヤー、リメイク版はトーマス・ヒューイット。
※3 ホッケーマスクのやっぱり巨漢
みんな大好きジェイソン・ボーヒーズ。
チェーンソーは使わないが、人間サイドの持つチェーンソーにおびえたことがある。
※4 全身火傷男
「エルム街の悪夢」に登場する夢魔、フレディ・クルーガー。赤と緑の縞々セーターを着ている。
シリーズが進むにつれコメディタッチな出番も増えた。
殺人鬼連中の中では比較的小柄なため、そこをネタにされがち。
※5 シスコン
「ハロウィン」に登場するマイケル・マイヤーズのこと。妹を殺そうと執拗に付け狙う。
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