8冊目 コスプレイヤー、衣装戦線

 どうも、吾輩です。

 コスプレの経験は浅いのですが、1回分くらいにはなりそうなのでしゃべらせてくださいな。

 

 コスプレをするとなったら、まず衣装! ……の前に、どのキャラクターをやりたいか、です。吾輩は当時(今もだけど)お金がとにかくなかったので、平気で数千円飛んでいくウィッグはパス。その結果、地毛でもできるキャラか、地毛もくそもない覆面キャラに絞られます。

 

 幸いにして地毛が「黒髪スーパーロングストレート、前髪ぱっつん」という二次元にありがちな髪形だったので、たくさん選択肢がありあまり困りませんでした。

 でも、どうせなら好きなキャラをやりたいですよね!


 というわけで大好きなライトノベルのヒロインをやることにしました。好き、かつ髪形一致! よっしゃあ!

 しかしそのラノベはドのつくマイナー作品、つまり市販の衣装がない!

 つまりそのキャラのコスプレがしたかったら、作るしかない!

 

 作りました。

 

 二次元の衣装を3次元に落とし込んでどうなるかを考えるのも大変ですが、そこから型紙を作らなければなりません。幸い吾輩は洋裁を「趣味と実益」として工業製品レベルの服を作れる女性を母に持ち、すでにいろいろ教えてもらっていたので、最初のハードルはかなり低いものでした。

 あの、果てしのないフリル地獄には辟易しましたが……。

 

 そのように、マイナーキャラのコスプレをする場合そもそも衣装の自作からはいらなければならないのです。今はミシンがない一般家庭も少なくないと聞きます。近くに洋裁ができる人がいない(=質問できる人がいない)というのは、大きなデメリットです。

 

 その後も2,3回、衣装を作ってまいりました。衣装以外にも、パジャマくらいなら作っておりましたし、実は高校の卒業式(私服高。式では袴の和装が定番)にも自作のドレスで赴いた経験があります(今でも自慢。自慢する相手がいないけれど)。

 要するに服作るの、好きなのです!

 

 いつぞやのとおりミシンは手放してしまったけれど、いつかまとまった収入があれば、絶対また買ってやるんだからね!

 そして覆面コスプレをやってやるんだから!

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