ゆりかの

@Lune3858

第1話 好きになった人は男が嫌いでした

初めましての人は初めまして。と言っても俺のことを知っている人なんてこれを読んでいる人の中にはまずいないだろう。というより知り合いには絶対に読まれたくないのでこの名前にピンと来たらそっとこのページを閉じてほしい。お願い、恥ずかしいから知り合いは閉じてくれ。

さて、それでは初見の人ばかりになったところで自己紹介と行こう。俺は新谷渉しんたにわたる新しい谷を渡る男だととでも覚えておいてくれ。

容姿や性格なんかは今語ることじゃないだろう。というよりこの文章を読んでいってくれれば俺がどういう人間なのかぐらいは自然とわかってくると思うのであえて省略していると言っておこう。

早速だが本題を書いて行こうと思う、最初に言っておくがこの話はなんの面白みもない、ただの恋バナというやつを書いていくだけだ。この段階で興味をそそられないやつは読むのをやめる前に一つ聞いてほしい。後半はただののろけになるかもしれないがまず聞いてくれ。

俺がなぜこんな話をこんなサイトに書こうとしているのか、それは単純な理由だ。

それは、俺知っている人間の中で一番変なやつを紹介したい。それだけだ

ただ同時にそいつは俺の一番大切な人とも言える。

まあ、それはそれとしよう。前置きが長いと読者が飽きてしまうので本題に入ろうと思う。すでに飽きている人もいるだろうがな。

さて、始まりは高校二年生。俺は一人の女の子に恋をした。

でもその女の子はもう恋をしていた。

好きな人がいるということを知っているのなら手をひいたらいいのではないかと思っている方もいるかもしれない。がどうしても諦められない理由があったのだ。

その子の片思いの相手は誰か、それを知っている。

何を隠そう、隠してはいないが。その子は俺の妹に恋をしていたのだ。

そう、彼女は同性愛者であり。男が嫌いな女の子なのだった。

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