6 旅
先日、旅について少し書きました。もう少しだけ、書くことにします。
基本、行先以外何も考えずに移動し、おいしいものを食べ、家に帰る。そんな旅が好きです。実際それしかしていません。独り、街を歩きながら、雰囲気を感じる。空腹感をその街の美味いもので満たす。そんな時間に心洗われる思いがします。
中でも、時の移ろいを感じられる場所にいると、時間や物事を忘れて過ごせて良い心の栄養になっています。にぎやかな市場や居酒屋で活気を頂いたりする一方、廃ホテル・廃屋に囲まれた空間、ノスタルジアを得ることを大事にして、各所を巡る訳です。
かつての賑わいが聞こえてくる。しかし今は寂しい空間となりつつある…。もう忘れ去られてしまったような、でもそこに確かにある、そんな空間で思いを馳せ、余韻に浸ります。自己満足です。だから、独りで旅をするのが好きなのかもしれません。
時折、気さくに話しかけてくれる人と出会えます。どうでもいいことかもしれませんが、普段出不精で対面会話することが苦手な私にとって、これも楽しみなことです。流石に何も話すことなく旅を終えるのもね…。酒の力で飲み屋の大将と世間話してみたり、特産品の店で色々すすめられたり、そんな他愛のない会話一つ一つが、宝物なのです。独りが良いと言いつつ、どこか寂しがりやなのかもしれないと、書きながら思いました。
我儘な独り旅。付いてきてもいいけれども、私は計画を持ち合わせていませんから、お気をつけて。といったところでしょうか。
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