番外編その十八 「オリンピック 3」

 秘書さん

「北の国の三男坊が南の国の謀自慰淫문재인大統領を呼び出したとか……」


 小池さん

「……周りは騒いでいるけど、あの人は北の出身だから、ちょっと帰省するつもりでいるんじゃない?」


 秘書さん

「北の選手や応援団の滞在の為に『万○峰92号』が南に入港し、あまつさえ燃料や物資を要求したとか……」


 小池さん

「……そりゃ、インフラも宿舎もない現地に行きたくないからね」


 秘書さん

「『万○峰92号』の物資要求はなぜか撤回されましたが、代わりに謀自慰淫문재인大統領が滞在費として目本円で三億円相当を提供するとか……」


 小池さん

「……合意の時に払った十億円のウチ、今のところ在命者に支払われたのが三億六千万円、遺族に支払われたのが一億二千六百万円で、残りが五億一千四百万円。……そこから三億円あげたところで、アイツの懐は痛まないわよ。その代わり……南がどうなっても知らないけどね」


 小池さん

「ファァ~ア……しっかし、たった一時間とはいえ、時差ボケってのは眠くていけないわね~」


 秘書さん

「むしろこのまま永遠にボケて下さった方が、冷静な判断ができそうな気がいたしますが……」

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