番外編その十七 「閉会式」 ※R15指定

 トランプさん

「イヴァンカ! パパに内緒で冬季オリンピックの閉会式に出席するって本当かい!」


 イヴァンカ

「チッ! 誰が漏らしたのかしら? ケリー首席補佐官? ポンペオCIA長官? それともジャレッドダメ亭主? あとで”ご褒美”って名前の粛正をしなくちゃ……」


 トランプさん

「大事な娘からのご褒美を婿はもとより赤の他人なんかに……。そんなに”イキ”たいならどうしてパパに向かって”ぶって! ぶって!”して……いや相談してくれないんだ!」


 イヴァンカさん

「パパ大丈夫? 目本の女性議員のスキャンダルを書いたカストリ雑誌や場末のスポーツ新聞のエ○コーナーの読み過ぎじゃない?」


 イヴァンカさん

「いいパパ! あたしはビルの中に引き籠もっていたり、警官に”護られながら”デモ行進する腐れフェ○とは違うのよ! 一発触発! 危機一髪! 男尊女卑の半島に渡って、女性の権利を訴える真のソーシャルライト合衆国名士を目指すのよ!」


 トランプさん

「やっぱりパパ、エ○コーナーの読み過ぎだな。伏せ字を別の言葉と思ったり、”一発”、”危機”て聞いてちょっと鳥肌が立っちゃったからね」


 トランプさん

「安心したまえイヴァンカ! もし大事な娘に何かあったらジェ○ンやジョ○ンに向かって何発も撃ち込む準備はできているからね!」


 イヴァンカさん

「もうパパが言うと国威発揚こくいはつようの演説というより、腐○子を発奮はっぷんさせる燃料にしか聞こえないわね……」

 

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