番外編その十二 「聖地 2」

 イヴァンカさん

「パパ、木偶の坊ペンス副大統領をエル○レムへ蹴飛ばしてやったけど、本当にアレでよかったの?」


 トランプさん

「偉大なる合衆国ステイツ副大統領は、もはや刺身のツマでもコンビニ弁当のバランでもない! ポテトのスペルも書けないアッパラパークエール旦那クリントンを寝取られたヒラリーのしもの世話をした張型ゴアとは違うことを国民にアピールする為だ!!」


 2

 イヴァンカさん

「だから冬期オリンピックにもあいつを送ると決めたのね。寒空の中、なにも言わず案山子のように突っ立っているだけでいいんだからさ」


 トランプさん

「腐ってヘドロになろうが、今のところ一応あそこは同盟国だからな。それなりの礼は払ったつもりだ。それにユリコも来る。暇つぶしにはなるだろう」


 3

 イヴァンカさん

「でもエル○レムも今や火薬庫どころかメルトダウン寸前の原子炉よ。もしものことがあったら……」


 トランプさん

「大丈夫だ。その時は偉大なる合衆国ステイツの本気を……」


 4

 イヴァンカさん

「なに言っているの? 先の先を読んで代わりの人選いけにえはもうあたしが決めてあるから、あとはパパがサインをするだけ。だから安心してね」


 トランプさん

「政治よりもチェスの道を歩ませた方がよかったと、パパ本気で後悔しているよ……」

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