イヴァンカさん「偉大なる合衆国(ステイツ)に跪(ひざまづ)きなさい!」

番外編その一 「トランプさん来目! 1」

小池さん

「ちょっと! 来週、目本にやってくるアイゼンハワーだかレーガンだかのお迎え準備は出来ているの?」


秘書さん

「アイゼンハワーは”ドワイト”、レーガンは”ロナルド”ですよ。てか総理、歳いくつですか?」


小池さん

「失礼なこと言うわね! 場を和ませる為の、ちょっとしたジョークの練習よ」


秘書さん

「くれぐれも本人の前では言わないで下さいね。ちなみに何もしない総理に代わって、晩餐会のメニューから、ゴルフ場の手配まで全て完了しております」


小池さん

「だいたいあの人、虫が好かないのよね。奥さんをとっかえひっかえ代えたりさ。あたしの靴下の絞り汁でも飲ませてやろうかしら?」


秘書さん

「マメリカではそれが普通なんですよ。てか総理、口調が完全に庶務課のお局様になってます」


 ――晩餐会当日

トランプさん

「目本のスープ。とても美味びみデス!」


小池さん

「お口にあってなによりですわ」


トランプの側近さん

「プレジデントが、ぜひスープのレシピを教えて欲しいと」


秘書さん

「ソーリー! これは国家機密なんです」

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