第八十四話 監督教師
「草むしりってさあ、監督の先生が誰かで雰囲気変わるよね?」
「そう。理科の中井先生は、むしった草がなにかをクイズにしちゃう。おもろいー」
「社会の佐藤先生は、労働者の権利がどうとか急に難しい話をしだすよね」
「誰も聞いてないから実害ないけど。体育の近藤先生が厄介だよー」
「まじめにやらないやつは、腕立て百回だからなー」
「家庭科の杉田先生は、むしった草を調理して食べさせようとするでしょ? あれはきつい」
「校長先生は一緒にやってくれっけど、あたしたちを無視するんだよなー。どしてだろ?」
「退職後のセカンドキャリアにするんだって。だから、マジ」
【おしまい】
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます