第五十話 体験学習

「ふむ。変わった申し込みもあったものだな」

「校長、受諾されるんですか?」


「まあ、草むしりを生徒に経験させてくれというのも、確かに学習のうちだろう」

「本当にいいんですね?」


「構わんぞ。体験学習を通じて、生徒の間でも交流が出来るだろうし」

「ほ・ん・と・う・に・い・い・ん・で・す・ね?」


「教頭は反対か?」

「申し込んできたのは異星人です。連中は、私たちを草と呼んでますが」



【おしまい】

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