第三十九話 迷案

「草むしりかったるいからさあ、いいアイデア思いついたん」

「へえー、なんか道具使ってすぱあっと終わらせるとか?」


「そんないい道具あったら、あたしたちに草むしりなんかさせないでしょー」

「じゃあ、草むしりやめようってセンセに提案するとか?」


「ちっちっちっ! そんな正攻法しか考えつかないようじゃ、あんたは一生草むしりよ」

「ほっとけ! じゃあ、どうするっていうのよ」


「草を餌付けするの。草むしりの時だけどっかに隠れててって」

「草にもあんたみたいなあほーがいっぱいいるから、絶対うまく行かない」



【おしまい】

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