青い春の本
青葉芳
一番最初だから1話
君と仲良くなりたかった。
いつも窓の外を見て
授業なんてそっちのけで
遠い遠いところを見てるから
なにがあるのかと気になった。
最初は君が見ている窓の向こうをたまに見ていた
次に授業中も窓の向こうの遠いところを見て
最後は遠くを見る君の横顔を見た。
整った形の綺麗な横顔
少し前髪は長くて
少しくせ毛の綺麗な黒髪
風になびいて君の黒真珠が見えた。
「なにが見えるの?」
君のその真珠に映る景色が羨ましくて
私もその一部になりたくて
君に思い切って聞いてみた。
「なにも見えない」
それは、予想外だったかな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます