　『柳蔭』というカクテルをご存じだろうか？

　古典落語に登場するような日本にとても馴染んだ歴史あるカクテル。

　基本的に私はカクテルは好きではないのだが、本日はこれを一献。

　みりん１に対し焼酎を２の割合で混ぜるだけ。

　このような場合は原料を同じくするものを選ぶのが妥当なのだけれど、そう都合よく米焼酎の在庫があるとは限らない。

　よって、今回は白波をつかってみた。

　これ、真夏のクソ暑い昼間にロックで飲むには最高な酒であって、本格的に寒くなり始めた冬の時期に呑むようなものではない気もする。

　料理中にみりんを見て、ふと思い出して作ってしまったのだ。

　薬の切れ目に、少しだけ。ほんの少しだけ。　

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