12話社会人としての自覚
日にちをさかのぼり5月の初めのことでした。私は初任給が出たら両親に食事を奢りました。
「ありがとう。親に食事を奢れるようになったなんて瑠姫は立派なもんだよ」
前の会社は気持ちに余裕がなく親に食事を奢る、誕生日を買うことができず親はすごく喜びました。さらに私は、当然かも知れませんが家に約4万円入れていました。この4万は給料の約半分の額です。
祖母が時々用事で母に電話するので私も祖母と電話します。
「お母さんから聞いたけど、この間レストランで食事奢ったんだってね。その上家にお金入れてるなんてすごいじゃないの。今の子は家にお金入れてる人は少ないのよ。これで瑠姫は立派な社会人になったのね。これでまた社会人としてもっと頑張るんだよ」
祖母から言われ両親に食事を奢ることも家にお金を入れることはすごいことだと分かりました。家に入れた額は食事の金額、貯金として毎月入れるよう両親と約束をしました。
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